スペシャル B&G穴場スポット「あなすぽ!」

No.010:霊験あらたかな熊野神社遺跡 2017.06.30 UP

名前 珍しい小型鳥居の熊野神社遺跡
場所 鳥取市佐治町
おすすすめポイント  熊野神社遺跡は鳥取市指定文化財史跡で、鳥取市佐治川右岸の佐治町大井にあります。大井は古来より「大井千軒」と呼ばれてきた古い歴史を有する地域です。遺跡は、飛鳥・奈良時代の古代信仰(古墳・自然崇拝)に起源をもち、鎌倉・室町時代の豪族佐治氏により、和歌山県熊野三山信仰を受け入れたのが始まりと考えられます。
 遺跡の中には、積石塔(古墳)、石に刻まれた17体の羅漢仏、三重の塔、神蔵石祠(かみのくら ほこら、巨石)、自然石板碑(しぜんせきいたび、石でできた塔婆)など、当時の日本でも珍しい様々なモニュメントが点在しています。その中でも子どもがやっとくぐれる高さ60センチほどの「小型鳥居」はとても珍しいものです。
 この鳥居をくぐると、「無病息災・家内安全・交通安全・学業成就・安産」など、様々なご利益があるといわれています。そして、「蘇り」(よみがえり)ができるともいわれています。皆様、ぜひ熊野神社遺跡にお参りしてみられてはいかがですか。
 地元では、「佐治町の文化遺産を大切にする会(熊野会)」の皆さんが、文化財保護のためにボランティアで活動しています。熊野神社遺跡に関するお問い合わせは、鳥取市教育委員会事務局佐治町分室(0858-88-0218)へどうぞ。
ホームページ 熊野神社遺跡
地図

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