活動記録 座布団ビブリオバトル in 中津川開催

活動記録 中江有里さんがゲストで登場!座布団ビブリオバトル in 中津川開催
子どもゆめ基金助成活動

120人の参加者が読書の魅力に触れる

中江有里さんによるトークショー

 11月11日(日)、岐阜県中津川市付知B&G海洋センターにて、ゲストに女優・作家そしてB&G財団の理事である中江有里さんをお招きし、「読書活動推進 座布団ビブリオバトル in 中津川」(子どもゆめ基金助成事業)を開催いたしました。この事業は、青少年をはじめとする参加者の読書への意欲を育むとともに、海洋センターでの読書活動を推進することを目的に実施しました。

 会場である中津川市付知B&G海洋センターは、2015年度に海洋センター内にミニ図書館を設置しており、中津川市内から約120名の観覧者が集まり、中江有里さんによるトークショーや絵本の読み聞かせ、子供たちが自分の自由な発想と表現方法で、オススメ本を紹介する「座布団ビブリオバトル」やブックツリー作成などを楽しみました。

読書で身につく3つのチカラ!

 トークショーでは、劇車 銀河鐵道主宰 のいちかわ あつきさんにより進行され、中江さんの女優業、作家業、学生時代についてのことなどバラエティに富んだ内容となりました。その中で、中江さんの考える読書で大切なことについてお話しいただきました。

 中江さんは「本を読んでどう自分が面白がるかが重要。その本の一行を読んでどう感じたかを考え、突き詰めることが読書の醍醐味だと思います」また、「読書では集中力、持続力、想像力、の三つの力が必要で、これらを私は読書力と呼んでいます。そしてこれらは様々なことに応用でき、本を読み続けることで自然と身につきます」と、読書の大切さを熱く語りました。

中江さんによる絵本の読み聞かせ。優しい声に聞きほれました

絵本の読み聞かせ。優しい声に聞きほれました

 また、「おかあちゃんがつくったる」作:長谷川 義史 という絵本の読み聞かせをしていただきました。この本は登場人物のセリフが関西弁であり、大阪ご出身の中江さんのナチュラルな関西弁により絵本の持つ魅力、切なくて温かくてクスっと笑える家族の物語の世界観がより一層引き立てられ、観覧に来ていた方はじっと聞きいていました。

学生による個性あふれるオススメ本紹介

 座布団ビブリオバトルでは、小学5年生から高校2年生までの10人の学生が、自分のオススメ本の紹介を行いました。それぞれその本の感銘を受けたこと、印象に残っている文章などを紹介。絵や写真、自作の手袋などを用いて発表するなど、学生たちは思い思いの方法で本の魅力について語りました。

 総評で中江さんからは「それぞれに個性がある発表でした。また、皆さんは本当に本が好きで、本に対する愛情がひしひしと伝わってきました。」とおっしゃっていました。また、発表者全員と観覧者の抽選で選ばれた3名が、中江有里さんのサイン入り色紙をプレゼントされました。

  • オススメ本の発表をする女の子たち。おすすめしているのは、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」

    同じ小学校の6年生4人が力を合わせて発表しました

  • 親子で登場し、絵本の「たこやきのたこさぶろう」を紹介

    親子で登場し「たこやきのたこさぶろう」を紹介

  • 中江さんから色紙を手渡されている参加者の女の子

    発表者には中江有里さんの直筆サイン色紙をプレゼント

  • 壁に立てかけてある、ブックツリーの樹の絵に、おすすめ本を書いた用紙を貼り付けていく子供たち

    ブックツリー作成の様子

 参加者からは「トークショーの中で中江さんは、選り好みせず色々な本を読むということでしたので私もジャンルにこだわらず色々な本を読みたくなった」「中江有里さんが本を読んでくれ、自身の学生時代のエピソードが聞けて良かったです。本紹介を聞けて、子どもも興味を持って読んでくれそうな本が見つかり探してみようと思います」などの感想を頂きました。

 閉会後、ブックツリー作成を行い、読書の魅力がたくさん詰まったイベントとなりました。

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