活動記録 水への恩返し、福井県大野市作成の「水の副読本」贈呈式

活動記録 水への恩返し、福井県大野市作成の「水の副読本」贈呈式

11月15日 B&G財団に1000冊 「当たり前をありがたいに変える」

岡田髙大大野市長(左)から目録を受け取るB&G財団の菅原悟志理事長

 福井県大野市は、地方創生・人口減少対策として、地域活性化を目指す「水への恩返しCarrying Water Project(キャリング ウォーター プロジェクト)」を進めています。これは、市民が「当たり前」として使っている水を、とても「ありがたい」ものと気付き、水からの恩恵を「恩返し」として、国内だけでなく世界に向けて広く発信しているものです。

 大野市は、子供たちが水の大切さを学べるよう「水の副読本」を刊行しました。このほど同市から1000冊が贈呈されることになったB&G財団(東京都港区・前田康吉会長)で、11月15日午後4時から贈呈式が行われました。

 財団会議室で開かれた式で、同市の岡田髙大(おかだたかお)市長からB&G財団の菅原悟志理事長に、目録が贈呈されました。

 これに先立って岡田大野市長はあいさつで、古来からの日本人の心の伝統文化である「結(ゆい)」、支えあう、助け合う、思いやるに言及しました。その輪をユニセフとも協力して、外国にも広げる上水道支援プロジェクトを東チモールで展開していることを紹介しました。子供たちが学校に行けない水運びから解放され、目を輝かせていると述べました。「地球規模で水に苦しんでいる地域が増え、水の大切さの思いについて副読本を通じて届けたい。海洋センターの子供たちに思いを伝えてほしい」と強調しました。

 これに対し、菅原B&G財団理事長は謝辞で、海洋センターは子供からお年寄りまで、健康づくりなどで年間1千万人が利用している状況を説明。「地球上すべての生物、生きていくのに欠かせない水が、いつでも蛇口をひねれば出るから大切さを忘れてしまっている。副読本を利用して学んでいただきたい」と指摘しました。さらに配布して活用することで、「結」の町である大野市からネットワークを築き、結びあっていきたいと述べました。

 財団では副読本を全国471カ所のB&G海洋センターに配布することにしています。海洋センターには、環境省から「環境保全活動・環境教育推進法」に基づく人材認定事業に登録されている「B&Gセンター・インストラクター」が配置され、地域の子供たちに水辺の自然体験活動や環境教育を推進、啓発に取り組むことにしています。

 大野市の水環境や世界各地で抱える水問題について、副読本のタイトルは「この水の問題を解いたきみはノーベル賞をとるかもしれない!」で、日本ユニセフ協会、総合地球環境学研究所などと協力して作成されました。自分たちの身の回りの「水」や、現在世界中で抱えている「水」の問題が盛り込まれ、子供たちに「水」の大切さを学んでもらうものです。

 既に日本ユニセフ協会を通じて、全国の小中高校と特別支援学校に約4万冊が配布されています。

 ※ 岡田髙大市長は「トップに聞く私たちのまちづくり」のインタビューにもご登場いただきました。

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