事業内容を知る 幼児から高年齢者までの
心身の健康づくりに関する事業

活動記録 平成26年度レベルアップ研修 高齢者運動プログラムを開催(日本財団助成事業)脳と体の運動で、高齢者の運動能力を維持するプログラム

 平成27年2月26日(木)、27日(金)、東京都港区の日本財団ビルにおいて「平成26年度 レベルアップ研修会 高齢者運動プログラム」を行いました。
 この研修会は、高齢者の運動機能を向上させるプログラムを学ぶことを目的とし、B&G海洋センター所在自治体の指導者を対象に実施。20道県から参加した32人の指導者が、脳と体を動かす実技や講義、事例発表などを通じて高齢者の転倒や寝たきりを予防するプログラムを学びました。

※高齢者運動プログラムとは?

    

1日目

レクリエーションで高齢者の生活を豊かに

1日目は、実技を中心とした研修を行い、(有)ルナ・イ・ソル代表の高橋 紀子 氏の指導のもと、「高齢者の脳トレの実際」をテーマにした、座りながら行う高齢者の運動や紙を使って行う脳トレを学びました。 「楽しみながら行える体の運動や脳トレがプログラムを継続させる秘訣」と語る高橋氏のプログラムは、様々な工夫で高齢者を飽きさせないよう作られています。
また、ペアで行うレクリエーションでは、指先の運動が同時に行える脳トレや連想ゲームに、参加者たちも熱中。自治体で行う高齢者プログラムに活用しようと、楽しみながら研修に取り組みました。

  • (有)ルナ・イ・ソル代表 高橋 紀子 氏

  • ちぎった紙に文字を書き、食べ物の名前を作る脳トレで指先の運動にもなります

  • 座って体を動かすだけで汗ばむ参加者も居ました

2日目

高齢者の認知症予防と転倒予防に繋がるプログラムを学ぶ

講習会2日目は、筑波大学准教授 大藏 倫博 先生の"歩く能トレ"スクエアステップの講義と実技からスタート。続いて、海洋センターからの事例発表後、高齢者運動プログラム導入時からご協力いただいている東京農業大学教授 上岡 洋晴 先生から「高齢者のプログラムの現状と今後について」をテーマにお話しいただきました。
大藏先生、上岡先生共に、頭を使いながら運動を行う"二重タスク"の重要性を説明。参加者からは、「頭と体を一緒に動かすことの重要性を改めて感じました」「今後の高齢者対象プログラムの参考にしたい」などの感想が挙がっていました。

  • スクエアステップを説明する大藏先生

  • 上岡先生(右)を真似て太極拳に挑戦する参加者

事例発表

事例発表では2ヵ所のB&G海洋センター指導員から、現在行っている高齢者運動プログラムの内容や募集方法などについて説明。現場で取り入れているプログラムから課題や改善点を浮き彫りにし、指導員同士で共有しました。

愛知県 新城市作手B&G海洋センター
松井 康宏 指導員(左)と河合 茂人 指導員(右)

「保健師さんにも協力してもらって、指導員不足の解消に努めています」

兵庫県 上郡町B&G海洋センター
小豆 健一 指導員

「自宅でも取り入れやすい、簡単なストレッチやヨガなどの運動を中心に、口腔指導なども行っています」

講演いただきました先生方、参加した指導員のみなさん ありがとうございました!!