平成27年1月16日（金）に「2014 B&G広報大賞」審査委員会が開催され、8名の審査委員の方々から総評をいただきましたので、ご紹介させていただきます。

審査委員長
女優　Ｂ＆Ｇ財団評議員
岸　ユキ 氏

　今回満票に近い支持を集め、「新聞の部」で大賞を射止めた兵庫県の香美町香住海洋センター。県紙に「Ｂ＆Ｇ徒然日記」という連載のコーナーを持ったことは審査員一同の驚きでした。
　一方、全体としてはマスコミとのコミュニケーションが浸透している事を感じ、嬉しい限りだ。三重県熊野市では、記者が取材に来ることができなかった時、事業の内容と写真を自分から発信しており、北海道滝川市では記事が掲載された後は、お礼のフォローを忘れないという。そんな中から、よりすばらしい広報がなされる事を願います。

読売新聞大阪本社 専務取締役
中井 一平 氏

　インターネットの世界がどんどん広がる中、存在感に陰りが出ている「新聞の部」から初めて大賞が選ばれた。長年、新聞記者生活を送ってきた者としては嬉しい限りで、受賞した香住海洋センターには心からお祝いの言葉を贈りたい。一般紙上で外部の団体がコラムの連載を実現するのは至難の技だ。長年にわたって培った「信頼」という土壌の上に咲いた花を、惚れ惚れと眺めさせてもらった。

株式会社舵社 常務取締役　Ｂ＆Ｇ財団 施設整備委員
田久保 雅己 氏

　香住海洋センターの皆様、広報大賞受賞おめでとうございます。「新聞の部」が大賞に輝いたのは初。デジタル情報が氾濫する現代、活字によるアナログ情報が評価されたことは、雑誌編集という紙媒体を生業としている私にとっても嬉しい結果となりました。新聞紙面に「Ｂ＆Ｇ徒然日記」という連載タイトルを見て、審査員の誰もが「これはすごい！」と感嘆の言葉を発していました。Ｂ＆Ｇという名称を冠した連載コラム。広報の王道ど真ん中を達成した活動に、心から敬意を表します。

株式会社ロボット 執行役員 ウェブ・コミュニケーション部 部長
加藤 雅章 氏

　今回も応募数が増え、全国の皆さんの日々のご努力が伝わってきました。前回の審査から今年にかけて感じたことは、オウンドメディアでの発信からSNSを使ったアーンドメディアでのコミュニケーションがより活発になってきているようであるということです。 そのため、どちらかに頼るということでなく、バランスよく取り組むということも今後のテーマになっていくのはないかと思います。

社団法人日本写真家協会 会員 Ｂ＆Ｇ財団 フォトアドバイザー
山下 勲 氏

　海洋スポーツなどのイベントが各媒体を通して数多く紹介されましたが、体験内容の充実さに感心しました。なかでも障碍者のヨット体験会は感動的でした。成果に対する評価はもちろんですが、新事業に取り組んだ将来への期待度という点も選考基準に入れたいものでした。 また、親子防災キャンプの紹介TVなどは、自然災害から自分を命は自分で守るという精神を踏まえて、海洋センター利用の拡大につながる要素がうかがえました。

株式会社TBSテレビ ネットワーク局ネットワーク部 担当部長
小谷 和彦 氏

　昨年より応募総数10％アップという、一段と白熱した審査でしたが、その中でも香美町香住の「Ｂ＆Ｇ徒然日記」を見た瞬間は、「これはスゴイ！」と思わず声が出てしまいました。メディアに関わる人なら誰もが分かる相手の魂まで食い込んだ活動は、歴代のご担当者まで含めた長く深い信頼関係の成せる業で、そのご努力に深く敬意を捧げます。おめでとうございました！

マラソンランナー　流通経済大学 客員教授　Ｂ＆Ｇ財団 評議員
谷川 真理 氏

　今年も全国の海洋センターの素晴らしい活動を知ることができ、頼もしさを感じました。大賞の次点となった徳島市の親子防災キャンプは、自然災害に見舞われる日本では必要なことだと思いますし、キャンプを通して親子がふれあうアイデアが斬新でした。 また、高松市のヨット選手や雲南市のレスリング三選手の記事などは、報道されることで彼らの向上心も上がります。ぜひ、５年後の東京オリンピックに向けて、選手の皆さんをその気にさせていただきたいと思います。

株式会社日本レジャーチャンネル 代表取締役社長
前岡 良徹 氏

　「テレビの部」の大賞が３年続いていましたが、今年は「新聞の部」が大賞となりました。香美町香住の受賞は素晴らしかったと思います。年々努力された結果でしょう。 また、全体としてはＢ＆Ｇ財団のロゴの利用やアピールの工夫がテレビ画面等に表現されて広報活動に幅が広がっていました。バラエティ番組や植樹祭、親子防災キャンプなどの題材にも活動の広がりが出ていました。今後の広報活動に期待いたします。

このページの先頭へ