青少年の健全育成に関する事業

水源の保全を守るため、耶馬溪ダム湖畔に19種350本を植樹!
「耶馬の森林」植樹の集いと同時開催で、B&G海を守る植樹教育事業 植樹祭を開催!(日本財団助成事業)

貴重な水と緑を守りたい

耶馬溪アクアパークで、2つの植樹祭の合同開会式が行われました

11月8日(土)、大分県中津市の耶馬溪ダム湖畔で今年度最後の「B&G海を守る植樹教育事業 植樹祭」を実施しました。

湖畔には水上スキーやカヌーが楽しめる「耶馬溪アクアパーク」が整備されており、地元の耶馬溪B&G海洋センターも意欲的にマリンスポーツ事業に取り組んでいます。

また、周辺を緑豊かにしながら湖の水源を守る目的で、地元中津市や流域の自治体住民が集まって「耶馬溪の森林」植樹の集いが毎年開催されています。今年は、「水源を守る」という共通の理念を持つことから、「B&G海を守る植樹教育事業 植樹祭」も同時開催することになりました。

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開会式で挨拶に立った中津市の新貝正勝 市長は、「水を育み水害を防ぐ耶馬の美しい森を、より多くの人と手を携えながら後世に伝えていきたいと思います」と述べました

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上下流域の子供たちが、それぞれに水の恩恵を説明しながら交流を深め合いました

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耶馬溪アクアパークでウェイクボードの練習に励む地元の子供たちがデモンストレーション走行を披露してくれました

周辺地域から50人の親子、教師などが参加

親子で相談しながら小さな苗木を植えていきました

合同開会式が終わると、それぞれの植樹祭の参加者が湖畔に設けられた植樹地に向かいました。

「B&G海を守る植樹教育事業 植樹祭」には、周辺地域から50人の子供や大人が参加。(公財)地球環境戦略研究機関国際生態学センターの林 寿則 先生から、植樹の仕方や苗木を扱う祭の注意点などを説明していただいた後、皆で力を合わせながらシラカシやアラカシなどの、ふるさとの苗木19種350本を100㎡の土地に植えました。

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開催前日には、参加者の植樹作業をサポートするスタッフのために、植樹リーダー研修を実施。林先生の指導によって植樹の方法を学びました

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植樹祭に集まった参加者の皆さんに林先生が植樹の手順や注意点などを説明。子供たちも真剣に耳を傾けていました

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ダム湖の奥に位置する傾斜地に、皆で力を合わせながら丹念に苗を植えていきました。数年後には、ここに19種類の木が肩を寄せあう立派な緑地が誕生します

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同じ小学校から参加したグループの皆さん。一緒に作業をしたお母さんの1人は、「自然を大切にする心を養ってもらいたいと思って参加しました」と語っていました

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普段、水上スキーの練習に励んでいる子供たちも植樹祭に参加。「みんなで一緒に木を植えることが楽しい」「緑を増やすことができてうれしい」と元気に話していました

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植樹祭を陰で支えた耶馬溪B&G海洋センターの皆さん。感想を述べた山本雄一さん(左端)は、「ワラが敷かれて完成した姿を見たら、200%の達成感とともに涙が出てしまいました」と感激もひとしおでした

新貝正勝 中津市長へのインタビュー

●「耶馬溪の森林」植樹の集いは今年で17年目を迎えたそうですが、長く続いている秘訣を教えてください。

この植樹はダムの水の恩恵を受ける2県14町によって始められました。同じ水でつながった上下流域の住民の皆さんが、交流を深めながら水や森の大切さを一緒に考えていこうと連携したことが大きいと思います。

●植樹を主催している「耶馬溪の森林」育成協議会(会長:新貝正勝 中津市長)は、平成25年緑化推進運動功労者として内閣総理大臣賞を授与されました。この意義をどう捉えていますか。

とにかく、流域の住民の皆さんが喜びました。森に降った雨が森の栄養を川や海に運んでいることが認識されるようになった昨今ですから、この受賞を糧にますます活動に励んでいきたいと思います。

●今年は「B&G海を守る植樹教育事業 植樹祭」も同時開催されました。2つの植樹祭が手を携えたことを、どのように評価されるでしょうか。

「海を守る」、「水を守る」は同じ共通意識ですから、ともに植樹を行えたことをうれしく思うのと同時に、とてもありたいことだと考えています。なぜなら、中津市では日本で初めての試みとして遠浅の海を利用した牡蠣の養殖に取り組んでいるため、豊かな海を守り育てる意識が高まっているからです。ダム湖流域に海が加わったことで、大きな期待が膨らみました。

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