ネットワーク活用事業

第10回B&G全国教育長会議 開催!
子供たちの健やかな成長を目指して~学校・地域・家庭の連携を考える~
日本財団助成事業

開催日:平成25年11月26日(火)、27日(水) 場所:日本財団ビル2F 会議場

全国44道府県から45人の教育長を含む52人が出席!

「第10回B&G教育長会議」開催

 平成25年11月26日(火)、27日(水)の両日、東京都港区の日本財団ビルにて、「子供たちの健やかな成長を目指して ~学校・地域・家庭の連携を考える~」をテーマに、「第10回B&G全国教育長会議」を開催。全国44道府県から45人の教育長を含む52人の教育関係者が出席しました。

 会議では、初日に明星大学の髙橋史朗教授による基調講演「教育再生は家庭・家族の再生から」や、4人の教育長による各自治体における学校・地域の連携事例の発表などを実施。2日目には全国10ブロックにおける事業発表や、自由討議「子供たちの生きる力を育む『体験活動』の推進について」などを行い全日程を終えました。



初日 基調講演と教育長4名による事例発表

 会議冒頭、B&G財団の梶田功会長は「社会全体で意識を共有しながら子供の成長を支える体制づくりが求められています。地域コミュニティの拠点になっている海洋センターの役割は、ますます重要になっていくと思います」と挨拶。続いて、来賓の岸ユキ様から「未来を担う子供たちには、より良い体験をさせてあげたいものです。全国の教育長の皆様には、子供を育てるお立場で手を組んでいただき、すばらしい日本を創生していただきたいと思います」と挨拶をいただきました。

主催者挨拶 B&G財団会長 梶田 功

B&G財団会長 梶田 功

来賓挨拶 B&G財団 評議員 岸ユキ 様

B&G財団 評議員 岸ユキ 様

基調講演:『教育再生は家庭・家族の再生から』 明星大学 髙橋史朗 教授

基調講演 明星大学 教授 髙橋史朗 様

明星大学 髙橋史朗 教授

 その後、明星大学の高橋教授が『教育再生は家庭・家族の再生から』と題した基調講演を行いました。高橋教授は「教育を学校の先生方だけに委ねていては、無理があります。教育の3本柱である、家庭・学校・地域社会が手を組んで子育てをするという基本を取り戻さないと、日本の教育の根が枯れてしまいます」と家庭と学校・地域の連携の必要性について資料などを使い説明されました。

正副会長挨拶

正副会長挨拶

(中)会長:栃木県那須烏山市 池澤 進 教育長
(右)副会長:高知県津野町 川上一郎 教育長
(左)副会長:岩手県普代村 熊坂伸子 教育長

 基調講演後、B&G全国教育長会議の会長で栃木県那須烏山市の池澤 進 教育長は「本会議は今年で10回目を数えることになりました。2日間にわたる会議で、皆様と活発に意見を交換したいと思います」と挨拶。

 その後、4人の教育長による事例発表を行いました。

教育長事例発表 ~地域の特色を活かした、青少年の健全育成~

北海道砂川市 井上克也 教育長

「まちぐるみで子どもを守り育てる社会教育の推進」
北海道砂川市 井上克也 教育長

親の多忙化や核家族化が進む現状を踏まえ、砂川市家庭教育サポート企業制度を導入。地元企業も参画しながら、地域ぐるみで家庭教育への支援を行うようになりました。

福島県柳津町 目黒健一郎 教育長

「地域ぐるみで育てる心豊かな子供どもたち」
福島県柳津町 目黒健一郎 教育長

昭和54年に開設以来、海洋センターは町民のスポーツ拠点として機能。スポーツ少年団の活動も盛んで、現在、地元の指導者のもとで200人の団員が各競技の練習に励んでいます。

山梨県甲斐市 加々美 英 教育長

「地域とともにある学校づくり」
山梨県甲斐市 加々美 英 教育長

市立双葉西小学校では、文部科学省のコミュニティ・スクール(C・S)研究指定を経て、現在も甲斐市教育委員会指定C・Sとして、地域が一体となって学校づくりを進めています。

愛媛県久万高原町 松岡 廣 教育長

「学校とB&Gの連携が育む生きる力」
愛媛県久万高原町 松岡 廣 教育長

各学校が海洋センターと連携し、山の町ながら「少年の海洋体験」を積極的に展開。最近では、「久万山いのちの森づくり協議会」を結成して育苗活動にも力を入れています。

2日目 10ブロックの連絡協議会事例発表と教育長による自由討議

 2日目は、各ブロックの事業について、全10ブロック連絡協議会の担当者が今年度に実施した地域の特色を活かした事業について報告。水泳やカヌー・ヨット大会をはじめ、子どもたちの交流会など地域の特色を活かした事例を紹介しました。

 また「子供たちの生きる力を育む『体験活動』の推進について」と題した自由討議では、各自治体で取り組んでいる体験活動の事例を交え様々な意見を交換。改めて体験活動の重要性を再確認するとともに、「体験活動の実施には苦労を伴うが、各海洋センターが手を取り合いながら多くの子供たちに体験活動を提供していくべきである」と総括しました。

 最後に、B&G全国教育長会議の池澤会長が、「『体験活動の推進』は、子供たちの生きる力を育む上で、とても重要な課題です。これからも子供たちの体験活動を推進していきたいと思います」と挨拶し、会議を締めくくりました。

中国ブロックによる事例発表

活発に意見が交わされた自由討議

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