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今年も、水泳の聖地にジュニアスイマーが大集合!
2011 B&G全国ジュニア水泳競技大会 "子どもたちに笑顔を"。日本元気復活事業として開催

開催日:平成23年8月14日(日) 場所:東京辰巳国際水泳場

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今年も、舞台は憧れの東京辰巳国際水泳場。応援の方々も、たくさん来場してくださいました

今年から標準タイムを設定

水泳選手なら誰もが一度は泳いでみたい、東京辰巳国際水泳場。8月14日(日)、今年もこの憧れの聖地でB&G全国ジュニア水泳競技大会を開催しました。

昨年、538名という歴代最高の参加者数を記録した本大会。今年はさらなるレベルアップをめざし、参加条件として標準タイムを設定。どれほどの数の選手がクリアできるか気になるところでしたが、全国23道県・71センターから524名の選手が参加して賑わいました。

また、今年は東関東大震災の被災地を応援するため、“子どもたちに笑顔を“。日本元気復活事業として開催。大会期間中に集まった募金を日本財団に寄付することにしました。

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ウォームアップで次々に飛び込む選手たち。大会名を記した大きな電光掲示板に胸が躍ります

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レースの順番を待ちながらワクワク、ソワソワ! 今年から標準タイムを設定しましたが、524名の参加者で賑わいました

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今年の大会は、“子どもたちに笑顔を“。日本元気復活事業として開催。ここで集まった募金は、日本財団に寄付します

水の事故ゼロ運動と連動

B&G財団では、水辺の自然体験活動の基本となる“泳げる人づくり”を全国のB&G海洋センターで展開。この大会は、日頃からB&G海洋センターなどで練習に励んでいる小・中学生の成果発表の場として毎年実施しており、今年で12回目の開催となります。

大会当日には、シドニーオリンピック女子背泳ぎ銀メダリストでB&G財団理事の中村真衣さんによる模範泳法やワンポイントレッスンを実施。また、ウォーターセーフティー ニッポン(水の事故ゼロ運動推進協議会)が推進する水の事故ゼロ運動に連動した企画として、ライフジャケットの着用方法や浮遊する際のポイント解説なども行われました。

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開会式の冒頭、東日本大震災で亡くなれた方々に黙祷が捧げられました

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開会にあたって挨拶に立つ、大会副会長の広渡英治B&G財団専務理事。「今日は被災地からも38名の選手が参加してくださいました。主催者として心よりお礼申し上げます。B&G財団は、このような大会を通じて"スポーツ・健康・人づくり"事業を、ますます推進していきます」

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ご祝辞をいただいた、日本財団の前田 晃 常務理事。「ここで泳いだことは、自信や誇りになると思います。どうか力を発揮して、良い思い出を作ってください」

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模範泳法を披露する中村真衣さん。ダイナミックな泳ぎに会場がざわめきました

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中村真衣さんからライフジャケットの正しい着用方法を学ぶ参加者たち。ベルトは、しっかり締めなければいけません!

全国から集まった仲間で、交流会も大盛況!

8月13日の大会前夜には、東京お台場にある「船の科学館」で交流会を開催。主催者、来賓の挨拶に続き、参加各チームがステージに登壇し、監督によるチームの紹介、ならびに代表選手によるチームの抱負が披露されました。

また、中村真衣さんとのサイン会やスイムグッズなどが当たる抽選会を開催。憧れのオリンピック選手との触れ合いや、たくさんの賞品が用意された抽選会で会場は大いに盛り上がりました。

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交流会の受付が済むと、中村真衣さんのサイン会を開催。長い列の順番を待って、やっと真衣さんと握手することができた子には笑顔がこぼれました

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ご祝辞をいただいた、日本海事科学振興財団の森田文憲 理事長。「日本は、海を含めると世界第6位の面積を有します。明日の大会には、海に囲まれた国の仲間同士で大いに練習の成果を発揮してください」

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会食が始まると、あっという間に用意された料理がたいらげられました。皆、明日に向けて元気いっぱいです!

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参加チームを県ごとに紹介。「メンバーは皆、阪神淡路大震災後に生まれた希望の子です。だから、日本中に元気を発信したい!」(兵庫)、「被災もしましたが、毎日泳げることに感謝しています」(千葉)

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中村真衣さんがプレゼンテーターを務めたため、抽選会は大いに盛り上がりました

新記録ラッシュで熱気に包まれた会場

福島県から参加の小室優花さん、首藤悠河君の選手宣誓によって始まった各競技。予選の段階から5つの種目で大会新記録が出て会場は大いに盛り上がり、決勝でも予選で出た新記録を更新した種目を含め、計9種目9個の新記録が達成されました。

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計9個の大会新記録を達成。各競技で接戦が展開されました

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福島県から参加の小室優花さん、首藤悠河君が選手宣誓。「被災した人の分もがんばって、元気よく泳ぐことを誓います」

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仲間と一緒に電光掲示板を見て一喜一憂

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プールサイドでは、応援合戦が元気よく繰り広げられました

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男子(小3・4年)50m自由形・決勝で新記録を達成した増田達哉君(南あわじ市南淡)。「今日は思ったとおりに泳ぐことができました。予選、決勝とも新記録だったので、とてもうれしいです。また出て記録を更新したいと思います」

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男子(中学生)50m背泳ぎ・決勝で新記録を達成した久保昴弘君(氷見市)。「予選では調子が良くありませんでしたが、決勝では普段よりバサロの数を増やしたことが結果につながりました」

兵庫県が滋賀県チームの4連覇を阻止!

本大会では、個人記録とは別にポイント制による道府県別のチーム戦も競われます。前夜の交流会では、これまで3連覇中の滋賀県チームが「4連覇をめざします」と宣言する傍ら、「いつも3位なので、今年は優勝して悔し涙を晴らしたい」と兵庫県チームも意気込みました。

その結果は、いかに? 233ポイントを獲得した兵庫県チームが、186ポイントの滋賀県チームを抑えて見事に優勝。ついに3位の席から腰を上げることができました。

一方、記録だけの表彰に終わらないのが、この大会の大きな特徴でもあります。今年も、「チーム・ファッション賞」、「遠くから来たDe賞」、「応援良かったDe賞」、「リレー、がんばったDe賞」、「真衣さん優秀賞」、といった中村真衣賞が、それぞれの受賞者、チームに贈られました。

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優秀選手賞は、増田達哉君(兵庫県)、森田幸佑君(兵庫県)、西川 翔君(滋賀県)、森中優花さん(兵庫県)、日高雅子さん(石川県)、加藤朋佳さん(三重県)に贈られました

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最優秀選手賞に輝いた、阪本佑也君(三重県)と石本華音さん(高知県)。「1日5,000メートル泳いでしっかり練習してきました。その成果が出たので、うれしいです」(阪本君)、「毎日の練習で辛いと思うこともありますが、こうして賞をもらうとうれしいです」(石本さん)

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「チーム・ファッション賞」は、黒地に大きな赤いハートのTシャツを着た静岡県袋井市チームに贈られました

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大きな箱に入ったお菓子の「真衣さん優秀賞」は、勝てなかったもののガッツのある泳ぎを見せてくれた選手たちに贈られました

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三重県の加藤朋佳さんは、小学3年生のときから中学3年生になった今年まで7年連続して出場しました。「この大会が全国大会だと聞いて出たいと思い、小学3年生のときから7年続けて出ました。負けると悔しいですが、会場で出会って仲良くなる人もいるので楽しいです。水泳は大好きなので、高校生になってからも続けたいと思います」

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見事、総合優勝を果たした兵庫県チーム。
「毎年3位ということで悔しい思いが募っていたので、優勝できてとてもうれしいです。今回の勝因は、とにかくチームの団結力だと思います」(チーム監督)

ドリームキャンプ招待選手も決定!

今年の冬休みを利用し、沖縄で中村真衣さんの指導を直接受けるB&Gドリームキャンプ。その夢の合宿に参加できる、招待選手が発表されました(すべて小学6年生)。

「ドリームキャンプでは、とにかくたくさんのことを吸収したいです」(日高雅子さん:石川県)。「中村真衣さんのオリンピックの経験を教えてもらいたいです」(中島えみりさん:千葉県)。「キックが得意ではないので、教えてもらいたいです」(森田幸佑君:兵庫県)。「抵抗を少なくする方法を教えてもらいたいです」(森下翔太君:兵庫県)

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B&Gドリームキャンプ招待選手の皆さん。
左から日高雅子さん、中島えみりさん、森田幸佑君、森下翔太君
※日高さんは全中合宿と重なったため、不参加となりました。現在、次点選手に確認中です。

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