活動記録 楽しく学ぶB&Gの防災運動会、第2弾を宮城・蔵王町で開催

活動記録 楽しく学ぶB&Gの防災運動会、第2弾を宮城・蔵王町で開催 日本財団助成事業

防災×スポーツで地域交流と防災力強化へ

 B&G財団は宮城県の蔵王町と協働して11月23日、苅田郡にある蔵王町B&G海洋センターで、「B&G防災運動会in蔵王町」(日本財団助成事業)を開催しました。

 同町のスポーツ少年団に所属する親子約40人が参加し、災害時を想定した障害物リレーやバケツリレーなど競技の中に防災の知識を盛り込んだユニークな運動会を満喫しました。

災害シミュレーションゲームに参加している子供たち

災害シミュレーションゲームでは大きなボールを障害物に見立てます。

 自然災害が多発する中、防災に対する国民の意識や備えの重要性は年々高まっていますが、避難訓練など特別な防災イベントへの参加は、敬遠しがちなのも事実です。

 そこでB&Gでは、防災を楽しく学んでもらおうと、防災体験とスポーツを組み合わせたユニークな形式の「防災運動会」を企画し、新たな取り組みとして今年11月からスタートさせています。今年度は全国4カ所での開催を計画しており、蔵王町は2カ所目の実施です。

主催者積に交じって座っているB&G財団のマスコットキャラクターのアンドリーくん

主催者席の中央に陣取るアンドリー君。なんだか偉そうですよね…

  • スタートを待つ子供たち

    「初めての防災運動会楽しみだわ~」「私も」

  • 優勝目指してグループで作戦会議です

    優勝目指してグループで作戦会議です

 今回の運動会は、グループ対抗戦。参加者を、大人と子供が混合した4つのグループに分け、3競技で得点を競い合いました。

 競技に先立ち、手始めに行われたのは防災紙芝居と防災〇×クイズ。防災に関する基礎的な知識を楽しみながら習得してもらうのが狙いです。クイズは、防災の一般常識のほか蔵王町に特化する問題も出題。親子で顔を見合わせて頭をひねる微笑ましいシーンも見られました。

段ボールでつくったキャタピラにくるまり、匍匐(ほふく)前進。火災時に低い姿勢逃げるシミュレーションです

段ボールでつくったキャタピラにくるまり、匍匐(ほふく)前進。火災時に低い姿勢逃げるシミュレーションです

 さあ、いよいよ競技開始です。種目はキャタピラゲーム、伝言バケツリレーや災害シミュレーションリレーの3種で、独自に考案したものばかり。段ボール製のキャタピラにくるまって前進したり、目隠しをして障害物を認識したりと、火災や震災など災害時を想定して、迅速で適正な対応が図れるような実践的なゲームを、スポーツ感覚でこなしていきました。

 どのチームも、笑顔の中にも勝利を目指して真剣な面持ちで競技に取り組んでいました。

  • 伝言バケツリレーに参加している子供たち

    物品供給の流れ作業をイメージした伝言バケツリレーでは、カラーボールで代用

  • 1列に並んでボールを渡していきます。

    伝わった伝言には、「懐中電灯を探せ!」の指令が。早く見つけてきて~!

 参加者の小学生たちからは、「わからないことを知ることができて嬉しかった」(小学2年)、「防災のことが知れてよかった」(小学4年)など、初めての体験を楽しく学んでくれたようです。

 優勝グループには、副賞として防災食のパン・アキモトのパンの缶詰をプレゼント。「缶詰入りのパンなんて初めて!」と、目を輝かせる子供たちの笑顔が印象的でした。

  • バンダナで目隠ししている子供たち

    災害シミュレーションは2人1組で。目隠しをした相手を相棒が導いて、障害物を越えてゴールします。

  • グループリーダーの子どもたちのスピーチ

    閉会式では、グループリーダーに感想を述べてもらいました

参加者の集合写真

参加者全員でにっこり!

 防災運動会は、今後、12月2日に愛媛県愛南町で、2月には山口県周防大島町で開催の予定です。

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