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2011年 B&G財団会長年頭挨拶

梶田 功

ブルーシー・アンド・グリーンランド財団
                      会 長  梶 田  功

 皆様、新年あけましておめでとうございます。

 新年にあたり、B&G財団役職員を代表してご挨拶を申しあげます。
 ご存知のとおり、昨年は長引く不況や政治の混乱、口蹄疫の拡大とその経済損失など暗いニュースが目立つ年でもありました。その中で、小惑星探査機「はやぶさ」の7年ぶりの帰還やサッカーワールドカップ決勝トーナメント進出などの明るいニュースもございました。特に「はやぶさ」の帰還につきましては、数々のトラブルを克服し日本に戻ってきた姿が、多くの感動をよび、子どもたちにも夢や希望を与えました。

 一方財団にとりましては、大きな第一歩を踏み出した年でした。その一歩とは、日本財団の笹川陽平会長を代表発起人として、海洋政策研究財団、財団法人日本セーリング連盟、公益社団法人日本カヌー連盟、社団法人日本トライアスロン連合、内閣府特定非営利活動法人日本ライフセービング協会、B&G財団の日本を代表する海に係わる7団体により、ウォーターセーフティーニッポン(水の事故ゼロ運動推進協議会)を設立したことでございます。

 ウォーターセーフティーニッポンでは、全国で“水の事故ゼロ運動”を展開しておりますが、これは、日本の子どもたちに「自然体験」と「水の安全教育」を推進し、日本の水の事故ゼロを目指すもので、まさに“国民運動”でございます。
 私どもB&G財団も、本運動をB&Gプランの主要施策として位置づけ、全国の海洋センター・海洋クラブ、海洋センター所在自治体と一丸となり、2万人を超える子どもたちに“水辺の安全教室”を実施したところでございます。

 さて、年も明けB&G財団は決意も新たに、様々な事業を積極的に推進してまいります。
 まず、1月には全国の「海洋センター」が所在する218市の市長様を対象とした「第5回B&G全国市長会議」を開催します。この会議は、「B&Gプラン」の更なる推進と財団と全国の自治体との情報交換、連係強化を目的に、3年に1度開催しております会議で、すでに100名を超える市長様から出席のご回答をいただいております。

 また、3月には、「B&G体験クルーズ」(寄港地:小笠原)を実施いたします。今年は「海と自然の大冒険 最高の仲間(500人)と育む6日間」をテーマとして、今まで以上に子どもたちに夢と感動を与える航海を行ってまいります。

 そして、国民運動であります“水の事故ゼロ運動”につきましては、東京都内の小学校やお台場海浜公園で実施している「水辺の安全教室」を更に充実するとともに、海洋センター・海洋クラブ、自治体、1万7千人を超える指導者で組織するB&G指導者会と連携し、昨年を上回る安全教室を展開する所存でございます。

 2011年もB&G財団は役職員一同一丸となり“スポーツ・健康・人づくり”をスローガンとして各種事業を展開するとともに、一人でも多くの子どもたちが安全に水辺で親しめるよう、“水の事故ゼロ運動”の推進に全力で取り組んでまいります。

 終わりになりますが、日本財団、ボートレース業界をはじめ、B&Gプラン推進関係者の皆様には引き続きのご理解・ご支援をお願い申しあげますとともに、本年が皆さまにとりまして実り多き年となりますことをお祈り申しあげ、年頭のご挨拶とさせていただきます。