「第16回釜山・福岡・上海ジュニア親善ヨット大会」「B&G釜山海洋クラブ舟艇配備式」開催
7月22日から7月25日までの4日間、韓国・釜山で 「第16回釜山・福岡・上海ジュニア親善ヨット大会」が開催されました。この大会は、Ｂ＆Ｇ福岡ジュニアヨット海洋クラブ・Ｂ＆Ｇ別府海洋クラブ、Ｂ＆Ｇ釜山海洋クラブ、上海ジュニアヨットクラブの3ヵ国のジュニアセーラーがＯＰヨットレースを通じて、国際交流を図ることを目的に開催され、今年で16年目を迎えます。
開催地は、3ヵ国の持ち回りとなっており、今年は韓国・釜山で開催。日本から21人、韓国から30人、中国から6人の計57人の小中学生が参加しました。
大会には57人のジュニアセーラーが参加
■ 海外海洋クラブ第２号 B&G釜山海洋クラブ舟艇配備式
大会に先立ち、ニュージーランド・ロトルア海洋クラブに続き、海外2つ目の海洋クラブに登録された「Ｂ＆Ｇ釜山海洋クラブ」の舟艇配備式を行いました。
式には釜山海洋クラブ員や保護者ら約40人が参加。Ｂ＆Ｇ財団広渡専務理事から海洋クラブのRYU代表へ救助艇の配備目録の贈呈ほか、釜山ヨットクラブのクラブハウスにＢ＆Ｇプレートが設置され、除幕式が行われました。
Ｂ＆Ｇ財団広渡専務理事からＢ＆Ｇ釜山海洋クラブRYU代表へ目録贈呈
続いて、ヨット大会の開会式を兼ねたレセプションが行われ、選手やコーチ、保護者ら約100人が参加しました。各国チームリーダーの挨拶に続き、釜山チームの代表選手2名が、チマチョゴリを身にまとい「ヨットレースだけでなく韓国の食事や文化に触れ、釜山を大いに楽しんでください」と日本語と中国語で歓迎の挨拶を行いました。
チマチョゴリを着て日本語と中国語で歓迎あいさつ
Ｂ＆Ｇプレート設置の除幕式。釜山ヨットクラブのクラブハウスに設置していただきました
配備した23ft救助艇
大会期間中、日本・中国の選手は、韓国選手の自宅にホームステイします。韓国のホストファミリーが紹介され、緊張した面持ちで握手を交わしていました。この大会では、開催国の選手の家族がホストファミリーとなって、参加国の選手を迎えることになっており、家族ぐるみで交流を深めることができるのも、この大会の魅力の1つとなっています。
ホストファミリーの紹介。4日間よろしくお願いします
■中国・韓国・日本の子ども達が交流することは３国にとってかけがえのないことです
翌日から2日間にわたり、全5レースが行われました。会場はソウルオリンピックのヨット会場にもなったところで、天候にも恵まれ絶好のコンディション。韓国でも有数のリゾート地である海雲台ビーチを前に、親善大会とはいえ、スタート前のポジショニング争いは真剣そのものでした。
保護者らは、大型クルーザーに乗り間近でレースを観戦することができ、大きな声援を送っていました。
これまでの大会成績は、日本チームが上位を独占することが多かったのですが、今大会は、優勝・準優勝を中国チームが占め、3位に韓国チーム、日本チームの最高位は5位という結果になりました。
「中国チームは北京オリンピックを機に選手強化に力を入れている。韓国チームは、この大会から育った現役ナショナルチームの選手らがコーチとなり力をつけている」と、日本チームのコーチが話してくれました。
「現在、韓国のヨットナショナルチームは17人。その中で釜山出身が10人。その10人の中の6人がジュニアヨットクラブの出身なんです。この大会は言わばナショナルチームの登竜門となっています」と、韓国チームのコーチははなします。
「レースをするのだから子どもたちが成績を気にするのは当然のこと。しかし、この年代からホームステイなどを通じ、同世代の外国人と交流することは、子どもたちの成長や教育だけでなく、3国にとってもかけがえのないことだと思っています」と保護者の一人が話してくれました。
絶好のコンディションの中レースが行われました
レセプションでは国を超えての会話を楽しみます
日本チーム岡田くん（別府海洋クラブ）
ホームステイ先では、同じ部屋に寝て一緒に食事をして本当に仲良くなりました。中3なので今年が最後の大会です。後輩たちには日本記録を破るくらい上を目指して欲しいと思います。
韓国チームCHOIさん
ホームステイを通じ、みんなでレースの話だけでなく、女の子同士内緒の話もしています、一緒にショッピングも楽しみました。
レセプションの最後にはマジックショーもありました
＜記念撮影＞
Ｂ＆Ｇ釜山海洋クラブ員と保護者・コーチのみなさん
