本文へ 財団法人ブルーシー・アンド・グリーンランド財団 サイトマップ
HOME B&G財団とは プレスリリース イベント情報 全国のB&G リンク集
各種事業/活動記録
2010年 B&G財団会長年頭挨拶

梶田 功

ブルーシー・アンド・グリーンランド財団
                      会 長  梶 田  功

 皆さま、新年あけましておめでとうございます。

 旧年中はB&G財団の諸事業に対しまして、格別なご理解とご協力を賜り誠にありがとうございました。
  輝かしい新年を迎えるにあたり、財団役職員を代表してご挨拶を申しあげます。

 さて、昨年は新型インフルエンザが世界的に大流行となり、我が国でも多くの人が感染し、社会生活を脅かす大きな問題となりました。また、長引く不況、民主党への政権交代、裁判員制度の導入など激動の1年でありました。
 
  私ども財団の1年間を振り返ってみますと、子どもたちに日本の豊かな自然を舞台にした海洋教育事業をはじめとする各種事業を海洋センター・海洋クラブと連携し実施するとともに、未来に向けて準備をした年でもありました。

 その準備の1つは、財団が設立以来推進する自然体験と水の安全教育について、更なる躍進を目指し、ニュージーランドの国家的な水の安全組織「ウォーターセーフティーニュージーランド」と安全プログラムや各種情報の提供などの業務提携を締結いたしました。
  2つめは、同じくニュージーランドにおいて、長年日本の別府市と交流があったロトルア市に海外で初めての「B&G海洋クラブ」を登録し、今後活発な国際交流を推進する予定でございます。
 
  さて、年も明け当財団では「B&Gプラン」第3ステージとして日本の未来を担う子ども達のために「新たな提案」を行ってまいります。

 我が国の明日を担う子供たちの心と身体の健全な育成には、自然体験活動が欠かせません。しかし、自然体験活動と密接な関係にある水の事故も毎年後を絶ちません。水の事故のうち、適切な知識を持っていれば命が助かっていたケースも多く、子どもたちに水の安全に関する知識を習得させ、自助意識を育むことができればと願っています。
  しかし、この取組みは個々の団体等で行っても成果は限られます。そこで、わが財団では、国や地方自治体、各種団体、ボランティアなどと協働し、一大プロジェクトとして「水の事故ZEROキャンペーン」を展開していきたいと思っています。

 B&G財団では1月に全国の「海洋センター」所在市町村400ヶ所の首長様を対象とした「第3回B&G全国サミット」及び全国1万7千人の指導者を対象とした「B&G全国指導者会総会」を開催いたします。
  これらの会議等におきまして、地方自治体、指導者などの皆様に直接「水の事故ZEROキャンペーン」への協力を強くお願いしてまいります。

 「水の事故ZEROキャンペーン」の詳細につきましては、近々当財団ホームページに掲載いたしますので、どうぞ皆様も“未来を担う子ども達”のためにご賛同・ご協力をお願いいたします。

 終わりになりますが、日本財団、競艇業界をはじめ、海洋センター所在の自治体、海洋センター、海洋クラブなど多くの皆様には引き続きのご理解・ご支援をお願い申しあげますとともに、本年が皆さまにとりまして実り多き年となりますことをお祈り申しあげ、年頭のご挨拶とさせていただきます。