北海道愛別町では、高齢者ができる限り要介護状態に陥ることなく、健康でいきいきと老後の生活を過ごしてもらうために、「活き生き健康倶楽部プール教室」を65歳以上の方を対象に実施しています。
この教室は、平成18年度から愛別町B&G海洋センターでスタート。参加者は、転倒を予防することを目的に、水中運動を継続的に行うことで体力アップを図っています。
愛別町 矢部福二郎町長も教室を体験!
教室では、水中ウォーキングやアクアビクスなどの全身運動をメインに行い、筋力や歩行能力の維持・向上を目指しています。その他にもレクリエーションを取り入れたチーム対抗のリレーやビーチバレーボールなども行われ、参加者全員が一体となり、教室は大変盛り上がります。
教室の開催期間は、愛別町B&G海洋センターのプールが開放される6月から8月の3ヶ月間。週一回の1時間という時間を参加者は楽しみにしているようで、終了後のアンケート調査でも開催期間の延長を望む声が多数あがっています。
運動の効果を検証するため、教室の最初と最後に5種目の体力測定(握力・長座位体前屈・開眼片足立ち・10メートル最大歩行・最大1歩幅)を実施しています。
数値からもわかるように、歩行能力やバランス能力に向上が見られ、転倒骨折予防に効果が認められる結果となったそうです。
愛別町では今後も教室を継続する予定で、教室を担当する河合さんは「高齢者元気な町を目指したい」と話されていました。
■愛別町活き生き健康倶楽部体力測定結果はこちらから(PDF)