海洋性レクリエーションを通して子供たちの育成を行っているＢ＆Ｇ財団では、7月20日の「海の日」を前に、「砂浜に書きたい言葉」というテーマでアンケート調査を実施いたしました。
　全国の736名（男性334名、女性402名）からご回答いただき、その結果を以下にまとめました。
　以下はその結果です。

調査概要
タイトル	「砂浜に書きたい言葉」
募集期間	２００９年６月１０日 〜 ６月３０日
募集対象	全国の男女
調査方法	ハガキおよびインターネット応募による自由記入方式
有効回答数	７３６通（ハガキ６０６通・インターネット１３０通）

２９歳以下	３０歳代	４０歳代	５０歳代	６０歳以上	合計
１０４	１４４	１２６	１６７	１９５	７３６

■「砂浜に書きたい言葉」総合ベスト１０

順位	内容	票数	割合
1	愛	134	18.2％
2	海を守ろう	100	13.6％
3	家族へのメッセージ	80	10.9％
4	自然を守ろう	64	8.7％
5	平和	38	5.2％
6	ありがとう	24	3.3％
7	夢	19	2.6％
8	友情	16	2.2％
9	地球を守ろう	12	1.6％
10	健康第一	10	1.4％

※自由記述のため、類似する回答はまとめて集計し、代表する言葉を記載しています。

　「砂浜に書きたい言葉」の総合１位は「愛」に関する言葉で、全体の20％近くを占めました。代表的な言葉は「愛」55人、「大好き」23人、「LOVE」17人。映画やドラマ・歌詞などで、砂浜にラブレターを書く場面が出てくるように、砂浜にはロマンチックなイメージを持つ人が多いようです。
　 また、大河ドラマでも「愛」がテーマとなるように、世相を反映した結果ともいえ、混沌とした現代社会において、人々は「愛」を求めているのかもしれません。

　２位は「海を守ろう」。「大海原 大きく目を開け パトロール」のように国内各地の海岸で深刻化する漂着ごみ問題や止まらない海岸浸食に対し、自分たちで「美しい海を守っていこう」という意識が高まっているようです。
　中でも「60歳以上」の年代ではトップを占め、「美しい海を孫の世代に残していきたい」という強い願いを感じます。

　３位の「家族へのメッセージ」は、家族に対する“感謝の気持ち”の表われと言えます。「天国のお父さん、ありがとう」や「父ちゃん愛してる」・「俺は日本一幸せ者だ、ママありがとう」のように、普段は恥ずかしくてなかなか言えない言葉だからこそ、波に消える「砂浜に書きたい言葉」に選んだ人が多かったようです。

　このほか、「自然を守ろう」（4位）や「地球を守ろう」（9位）などの環境を意識した言葉があがり、｢海を守ろう｣（2位）を含め環境についての言葉を書きたい人は、176名・全体の23.9％にのぼりました。エコポイントの導入やエコバックの推進などで環境問題が身近となり、環境への意識も高まっているようです。
　また、「平和」（5位）や「夢」（7位）といった明るいイメージの言葉がベストテン入りしました。2001年のアンケート調査「海に向かって叫びたい言葉」の総合第１位が「バカヤロー」だったことを思うと、砂浜に書く言葉には、願いを込めた言葉が多く、まるで地球へ宛てた手紙のようです。

■年代別トップ５

■印象に残った回答

• 息子よぉ、結婚してやぁ。　（50歳代　女性）
• 嫁にはやらん！　（20歳代　男性）
• さらば、マイケル（20歳代　女性）
• 就活がんばるぞ（20歳代　女性）
• 働き先みつかれ〜（20歳代　女性）
• 俺、昨日で定年退職。まだまだ頑張れるぞ（60歳代　男性）
• イルカとたこやき　（10歳代　女性）
• 脂肪　（30歳　女性）・・・・・砂浜に書いた文字のようにお腹の肉を消したい。