Ｂ＆Ｇ特派員便り：平成２０年度北九州ブロック海洋センター・海洋クラブ責任者会議開催～坂の街 長崎市での２日間～
平成２０年１１月２０～２１日の２日間、"坂の街"長崎市において北九州ブロックの責任者会議が開催されました。
当日は寒さが厳しい中、北九州ブロック内の海洋センター・海洋クラブの３４センター・５クラブの計５６名の責任者にお集まりいただきました。
会場となった長崎市
開会に先立ち、主催者であるＢ＆Ｇ財団常務理事の大島康雄様より「責任者会議を通じて、皆様のご意見ご要望を取り入れながら、皆様との協力体制を整えていきたいと考えております」また、２日間の会議が実りあるものになるようご挨拶がありました。
Ｂ＆Ｇ財団常務理事 大島康雄様よりご挨拶
北九州ブロック会長、佐世保市長 朝長則男様よりご挨拶
～1日目～
■第１部 財団事業説明
２０年度の下半期事業と２１年度の事業について、財団職員より説明がありました。
特にセンターの修繕等助成事業については、施設全体の耐用年数の延長や老朽化に伴う大型修繕への対応のため、自治体の負担を少しでも軽減するために助成率の上限や助成金限度額の変更があると説明されていました。
■第２部 海洋センターの評価
財団職員より、海洋センターの評価の目的は、【更なる活動の活性化と高率運営を図るための指標】として行っている旨説明がありました。
また、これまで評価は加点方式で行っていましたが「指導員の配置状況」と「日報サービスの活用状況及びＢ＆Ｇコンパスの活用状況」には減点方式を取り入れるとの変更点についても説明がありました。
□事例発表 ～海洋センターの活性化について～
長崎県時津町Ｂ＆Ｇ海洋センターの和泉様より、海洋センターの活性化について
事例発表がありました。
海洋センターを活性化するためには、まず首長や教育長等の理解を得ることであり、さらにOB等の指導者間の連携を図って大会や教室等を積極的に行う必要があるなどと説明された上で、最後に指導者のマリンスポーツへの熱意と理解が大事であると発表されていました。
長崎県時津町Ｂ＆Ｇ海洋センター 和泉雅之様
□事例発表 ～ブロック連協の活性化～
長崎県佐世保市小佐々Ｂ＆Ｇ海洋センターの川副様と大分県杵築市Ｂ＆Ｇ海洋センターの真砂様より、それぞれ１１月２９～３０日に予定している事業の説明がありました。
どちらの事業も楽しそうな内容で、子供たちも当日を楽しみにしているのではと思われます。
佐世保市小佐々海洋センター 川副希美様
杵築市海洋センター 真砂敏文様
■第３部 海洋性レクリエーションの活性化について
海洋性レクリエーションの活動事例について、福岡県みやこ町豊津Ｂ＆Ｇ海洋センターの進様より発表がありました。
みやこ町は平成１８年の合併後に犀川海洋クラブや指導者会と連携し、犀川艇庫や豊津ミニ艇庫にて海洋性レクリエーション事業を実施。津屋崎海洋クラブとも交流し、体験会を行っていると説明されていました。
福岡県みやこ町豊津海洋センター 進 友雄様
□海洋クラブ評価の特A・A評価の表彰
続いて特A・A評価対象の海洋クラブの表彰が行われました。
いずれのクラブも創意工夫してクラブを運営されており、これからの活動も楽しみです。
特A評価対象の４海洋クラブ
A評価対象の５海洋クラブ
～2日目～
■第４部 基調講演『夢の力』
2日目は、アトランタオリンピックにて銀メダルを獲得されたＢ＆Ｇ虹ノ松原海洋クラブ、玄海セーリングクラブに所属されている重由美子講師より基調講演をいただきました。
重講師によると、「夢が大きければ大きいほど、それを達成しようとする気持ちが強ければ強いほど人は賛同してくれる。その夢に向かって動こうとする意志が強く、動いていれば必ず人は振り向いてくれる」とご自身の体験談を交えて講演していただき、最後に「自分が夢を持ってやることができるのは、『海は本当に自分の心を癒してくれる場所であり、海が本当に楽しいんだ』という想いを持っている人たちの集まりでここまで成し遂げることができました。ぜひその楽しいという想いを子供たちに伝えていくアイデアをみんなでふり絞ってやっていきましょう」と述べられていました。
Ｂ＆Ｇ財団評議員にも就任していただいている重由美子様
■第５部 指導者会
指導者会の活動報告のあと、指導者会について福岡県のみやま市Ｂ＆Ｇ海洋センターの江崎様より事例発表がありました。
みやま市では、ここ数年の活動がめざましくこれまでは教育委員会で企画し運営していた活動を、今後は指導者会でやっていくよう指導者会員の連携・組織強化を図っていきたいということでした。
福岡県みやま市海洋センター 江崎秀樹様
取材：北九州ブロックＢ＆Ｇ特派員 時津町Ｂ＆Ｇ海洋センター：尾﨑 聡
