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B&G特派員便り:「オリーブの島B&Gシーカヤックフェスティバルin小豆島」
       〜 多くの人々に愛される海になるようにと願って開催しました 〜

 「小豆島の海をカヤックで思いっきり楽しもう」とB&G池田海洋クラブが主催して、9月13日〜14日に香川県小豆島町の海の駅・道の駅小豆島ふるさと村の海岸で「オリーブの島B&Gシーカヤックフェスティバルin小豆島」が開かれました。

 今回のフェスティバルは、海の楽しさ、素晴らしさをたくさんの人たちと共有しながら、小豆島の海が大好きな人が集う場となるように・・との思いで始められた四国では初めてのシーカヤックのイベントです。
オリーブの島B&Gシーカヤックフェスティバルin小豆島
オリーブの島B&Gシーカヤックフェスティバルin小豆島( シーカヤックマラソン12kmのスタート)

■ 9月13日

 初日の昼には、初めてカヌーに乗る人を対象に「初心者カヤック教室」が開かれ小学生から大人まで約30名の人たちが、波穏やかな瀬戸内の海にこぎ出し、沖合500mのところにある無人島の弁天島までを往復しました。

 また、大小4つの島が干潮時になると砂州で繋がり、大切な人と手をつないで渡ると願いが叶うと言われる、ロマンチックな場所「エンジェルロード(天使の散歩道)」を訪ねるシーカヤックツーリングには12艇が参加しました。
カヤック初心者教室
カヤック初心者教室に参加する地元の子ども達

子ども達の笑顔 楽しんでいる子ども達の笑顔を見るのは
嬉しいですね
海の上で記念撮影 初めての体験ですが、海の上でもみんな楽しそうにしています
無人島までツーリング 無人島までのツーリングにも挑戦しました

■ 前夜祭&交流会

 夜は、小豆島ふるさと村のイベント広場で前夜祭&交流会が開かれました。約50人が、バーベキューで地魚とお肉を食べながら、会を楽しみました。
 会の初め「海の話講演会」では、ふるさと村の施設内に「DREAM ISLAND」のツアーオフィスを開設し、シーカヤックと小豆島の里山ツアーを主宰している立花 律子さんがシーカヤックツアーを始めたきっかけや想いなどを話されました。


ドリームアイランド理事長の立花 律子さん
海の話をして下さった
ドリームアイランド理事長の立花 律子さん
バーベキュー
交流会のバーベキューは、家族ずれも参加していました

■ 9月14日
 
 14日は10時30分から小豆島の中央部に突き出た、三都半島先端部の神の浦地区までの往復12kmを漕ぐシーカヤックマラソンと弁天島周回コースの初心者貸与艇の部が行われました。
 薄曇りの天気、風も穏やかな池田湾に神奈川・静岡・愛知・岐阜・滋賀・大阪・兵庫・広島と地元小豆島からシングル艇21艇とダブル艇4艇が集まりました。スタートの合図と同時に色とりどりのシーカヤックが飛び出しました。
 スタート時は波穏やかな海でしたが、岬の先端部に近づくにつれ備讃瀬戸を渡る大型船のうねりがあり、変化に富んだ波を遠来の選手達は楽しんでいました。

 初心者貸与艇の部には家族ぐるみで愛知県から来た兄弟や地元のご夫婦などが出場しました。出場選手は9才から69才までと幅広く、40歳代が8人、50歳代が7人、60歳代が4人とシーカヤッカーには高齢者が多いのにびっくりしました。
 シングル艇の優勝は神奈川県藤沢市の刈屋 剛さんで1時間6分8秒。
 ダブル艇の優勝は広島市の古原 直美さん、中尾 和重さんで1時間5分50秒でした。
 ダブル艇で出場した古原さんと中尾さんはこの大会に参加するために、9月8日に広島市の原爆ドーム横を出発し、大崎島や呉市の蒲刈B&G海洋センター、弓削島、真鍋島、岡山の渋川海岸等を経て12日の午後1時30分小豆島に到着しました。最終日の12日の渋川海岸からは仲間の寺田 英憲さんも加わり、タンデム艇で1日40〜50kmを漕ぎ、約200kmを5泊6日の長旅で小豆島ふるさと村にゴールし、翌日はダブル艇の部で優勝しました。
シーカヤックマラソン
シーカヤックマラソンの途中風景

広島からカヌーに乗って会場入り
カヌーに乗って広島から5泊6日で会場にやってきた古原 直美さん(前)寺田 英憲さん(中)中島 和重さん(後)
中島さんらは日頃は広島県呉市蒲刈B&G海洋センターでシーカヤックの指導をしています

地元の井本ご夫妻 初心者カヤック教室と初心者貸与艇の1qレースに参加した地元の井本ご夫妻。
小学生・中学生の時はヨットでB&Gの大会にも参加していました
シングル艇で優勝した刈屋 剛さん シングル艇で優勝した刈屋 剛さん
ダブル艇で優勝した中尾さんと古原さん ダブル艇で優勝した中尾さん(左)と古原さん(右)


 この大会は、地元のボランティアや香川県B&G連絡協議会に加盟する全センターの15人のリーダーがスタッフの中心となり運営しました。
 B&G池田海洋クラブの小原リーダーは「この大会で感じたことの一つは、アウトドアの魅力である一体感、フレンドリー感です。初めて会った同士がシーカヤックを通じて昔からの友達のように会話する・・・。見ていて改めてアウトドアの魅力を再発見しました」と話しています。

集合写真
シーカヤックマラソン参加者全員で記念写真

みなさんお疲れさまでした!


取材:四国ブロックB&G特派員 香川県B&G池田海洋クラブ:陶山 哲夫