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 お正月気分も薄らいできた1月16日(水)、東小学校と久多美小学校合同の水プロ授業が行われました。

 久しぶりの顔合わせとなった両校の子どもたち。アイスブレイクで打ち解けた後は、これから見学へ行く「宍道湖グリーンパーク」に関連する”宍道湖” ”ラムサール条約” ”野鳥”について講義を受けました。
 グリーンパークでは観察指導員の土江 好子さんをゲストティーチャーに迎え、初めての野鳥観察に挑戦してきました!

ラムサール条約…湿原の保存に関する国際条約。水鳥にとって貴重な生息地である湿地における生態系を守る目的で作られたもの。宍道湖は2005年11月8日に登録された。(wikipediaより)

1月16日(水) 5時限目〜6時限目

東小と久多美小の子どもたち 久しぶり!アイスブレイクですぐに仲良くなりました
スライド 最初に“宍道湖” “野鳥” “ラムサール条約”についてお話を聞きました


グリーンパーク 野鳥観察をする前に、まず双眼鏡の使い方を聞きました
野鳥観察 野外に出て観察。ミサゴ、キンクロハジロ、マガンなどがいました


見えるかな? 野外に出てくる人数が増えると、驚いて逃げ出す鳥も…
よく見えるね 最後に、観察した鳥について、観察指導員 土江 好子さんから解説してもらいました


 先生・スタッフから一言  
出雲市平田B&G海洋センター 曽田 宏一さん

 今までは,地元の川・宍道湖の学習で、水質が悪かったり、ゴミがたくさん落ちていたりと悪い部分を見てきました。しかし今回は、宍道湖の素晴らしいところを学ぶことができました。子どもたちには、ラムサール条約の登録湿地になるくらい重要な湖であることがわかったと思います。
東小学校 担任

 子どもたちは、久しぶりの「水プロ」の活動を楽しみにしていました。グリーンパークは、校区内にある施設と言うことで慣れた場所ではありますが、友達と一緒に観察をしたり、講義を受けたりすることができたので良かったです。ラムサール条約の話から、また1つ宍道湖についての知識を深めることが出来たようです。

 グリーンパークの方の講義の中でいくつかクイズが用意されていました。これまでの「水プロ」の活動で得た知識がクイズに出されているところは、きちんと答えている姿を見て、「これまでの蓄積はあったんだな」と改めて感じ、嬉しく思いました。
 野鳥観察は、大変楽しかったようで、もっとたくさんの鳥がいるときに「もう一回来たい」と言う声もあり、子供達の興味の高さを感じました。
久多美小学校 担任

 野鳥観察では、近くに見える鳥よりもせめて羽だけでもと、自分の手に入るものを探しているようでした。また、じっとしている鳥より、飛んでいる鳥を見つけようとしていましたね。
 自然の中にいる鳥の観察に慣れていないようで、フォーゲルパーク(鳥の公園)の感覚で鳥に接しようとしているようでした。また、プロジェクターを使った話が面白かったようで、家に帰ってからも家族に「宍道湖は日本で何番目の大きさでしょう?」など、質問をした子もいたそうです。

 実際の観察は物足りないようでしたが、いただいた冊子を見たり、作文を書いたりしている中にも驚きの言葉や表現がたくさんありました。何の学習でも同じことが言えますが、教室の中だけで学習していると気付かないこと、分からないことがたくさんあると実感しました。
 実際に行ってみたり、専門家に話を聞いたりすることは、貴重な経験になります。「水プロ」を実施したおかげで、たくさんの貴重な体験・経験をさせていただくことができました。

お問い合わせはこちら:infobgf@bgf.or.jp