北海道B&G地域海洋センター連絡協議会の主催で、指導員の指導技術向上を目的に年1回開催されている「北海道B&G指導員研修会」が、10月18日(木)〜19日(金)に鷹栖町B&G海洋センターにて実施されました。今回は「住民の健康づくり支援」をテーマに内容を設定。全道各地の海洋センターから16名の指導員が集まり研修に励みました。
また、テーマと内容がより住民の生活に密接なものであったため、指導員研修会としては特別に一般の住民の方にも実技講習を開放。開催地の鷹栖町より、一般募集で集まった30名の地域住民の方もB&G指導員と一緒に健康づくりに関する実技講習を受講し、住民の方の感想を生で聞くことのできる、より実践的な研修会となりました。
◇ 健康に美しく
当日は、参加する指導員全員が鷹栖町B&G海洋センターに集合し受付を済ませたあと、順次「開会行事」「情報交換」が行われました。開会にあたり、本年度開催地となった鷹栖町の鹿野教育長から「健康なまちづくりをすすめてきた鷹栖町で、より一層指導員としての資質を高めるため、研修、交流を深めてください」と挨拶をいただきました。
その後、一般の参加者の方も合流し、90分間にわたる実技講習「デューク更家式ウォーキング〜健康に美しく〜」が行われました。講師にはデューク更家公認ウォーキングスタイリストで、そのなかでもさらに北海道唯一「プロフェッサー」という資格をお持ちの国広 麗氏をお招きしました。今回の実技講習は、地域海洋センターサポート21で「ドリーム賞」を受賞し、昨年度北海道ブロックでモデル実施された「B&Gウォークラリー」のより一層の広まりを期待して企画されたものです。
講習はまず、人体の中心に位置する『仙骨』をまっすぐにする独特の動きから始まりました。この『仙骨』は、普段の生活で歪んでしまい身体のバランスが崩れてしまっていることが多いそうです。仙骨の歪みをなくし、重力を感じながらしっかりと立てるようになったら、続いて基礎の動きとなる「肩まわし」「トルソー」「腕ひねり」の3つを体験。それぞれ立った状態で練習したのちに、横1列に並んで歩きながらこれらの動きを行いました。
デューク更家式ウォークでは、声を出すことと笑顔が大切。参加者は、イメージして自らのオーラを感じながら、合言葉(!?)である「私は女優!!」と大きな声を出して気持ちを高め、「シュッ、シュッ」といった掛け声を合わせてウォーキングに取り組みました。「1分やれば、40分の運動量」とも話されていたデューク更家式ウォーキングでしたが、国広講師のとても楽しいお話で笑いの絶えない講習となり、その辛さを感じることもなく、参加者全員笑顔で講習を受講できました。(翌日から数日間、某海洋センター所長が背中に強い張りを訴えてはいましたが‥)
また、ウォーキングの他にも、参加者みんなでボディラインを美しくするべく(!)、国広講師オススメの腹筋運動の方法も教えてもらい、講習終了後も質問がなかなか絶えないほどの盛況ぶりでした。