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B&G特派員便り: 兵庫県で初のオープンウォータスイミング大会が姫路市家島で開催!
 〜島を挙げての大歓迎!選手たちの力強さを見ました〜

 9月2日(日)に兵庫県初の開催となる「第1回ひめじ家島オープンウォータースイミング大会」(主催 兵庫県水泳協会 大会事務局 姫路市家島B&G海洋センター)が姫路市家島で行なわれました。

 この大会は男鹿島(たんがじま)から家島へのワンウェイコース(3.2km)で、島から島へ渡るという全国的にも危険で過酷な、珍しい大会です。
 出場選手は、全国から約250名【3.2km:169名(17歳から70歳)、1km:54名(9歳から65歳)】で、3.2kmの出場者には、「ジャパンオープン2006館山」10km優勝者、昨年の兵庫国体優勝者、ジュニアオリンピック準優勝者、ドーバー海峡を完泳した者など強豪選手も出場され、年齢も幅広い選手が参加されました。

 開会式は、新日鉄広畑製鋼所 吹奏楽部のみなさんによるファンファーレで幕を開けました。
姫路市水泳協会の新井副会長より開会宣言が行なわれ、石見姫路市長より「第1回大会がここ姫路市家島で開催され、多くの選手・役員の皆様を暖かく歓迎いたします。またOWSは、経験や技術などが必要な競技でもあるので、ぜひがんばってください」と話されておりました。
大会宣言をする姫路市水泳協会 新井 副会長


石見姫路市長 挨拶をする姫路市 石見 利勝市長
少し緊張した面持ちで開会式に臨む選手の皆さん
古賀選手 選手宣誓をする古賀 千尋選手



■白熱したレース展開!

 開会式終了後、選手たちは大会スタート地点の男鹿島へ船で移動しました。
 スタートは、石見 姫路市長により行なわれ、選手は、一斉に水しぶきをあげ、海へ次々と飛び込んでいきました。目指すは、3.2km先の家島。

 トップは、女子の平下選手と古賀選手が独泳態勢で選手団をひっぱっていました。ゴール直前では2人の接戦となり、岸にたどり着いたときはほぼ同時でしたが、立ち上がってゴールラインを越えるまでの砂浜で平下選手の優勝が決まりました。2位となった古賀選手は「ラストがちょっと…。悔しい」と苦笑い。経験の差が出た大会となりました。


スタートの様子 つぎつぎと海へ飛び込む選手たち。すごい迫力!
がんばる選手たち スタート地点の男鹿島から。左奥に見えるのが、ゴールがある家島です
全力を出し切ってゴール 心身ともに力を出し切った選手たちがゴールをくぐります



■大会入賞者からコメントをいただきました!


男子優勝
3.2km 男子優勝者(総合男子優勝者)
下村 幸平 選手(大阪 JSS深井)


島から島へ渡るコースが珍しいので楽しみにして参加しました。
この競技では、経験、技術や状況判断が特に必要ですので、スタートでの人のぶつかり合い等を避けることを意識していました。波が高く大変でしたが、優勝できてよかったです。


女子優勝・準優勝
3.2km 女子優勝者・準優勝者
右:優勝  平下 心  選手(JSS深井)
左:準優勝 古賀 千尋 選手(家島スイミングクラブ)


平下選手
 優勝できてよかったです。今大会はスタート時に、人と接触等で、慌てないように冷静に心がけ、波が高かったですが、波等の状況から泳ぎ方も工夫しました。古賀選手が出ているのを聞いていたので、負けないつもりでいました。
 北京オリンピック出場を目指しているので、今後もがんばりたいと思います。

古賀選手
 普段はプールで練習しているので、海の競技大会に参加するのはこの大会が初めてでした。今回はトップ選手についていくことを念頭にスタートしました。ゴール直前で離されたのが悔しかったですが、また機会があればOWS大会に参加したいと思います。



50代の部入賞者
友人と一緒に参加しました!
左:3.2km 50歳代の部第3位 飯野健太郎選手(B&G上郡SSC)
右:1km 50歳代の部優勝  横山 孝 選手(上郡町)


飯野さん
 上郡町B&G海洋センターで子どもたちに水泳の指導をしています。このようなOWS大会に初めて参加しました。どんなもんかと思って参加しましたが、島から島へ渡るコースはきつかったですね。子どもたちにも海で泳ぐ楽しさを知ってもらいたいので、次は一緒に連れて参加したいです。

横山さん
トライアストロンを始めてたばかりなので、とてもいい経験になりました。自転車があれば、今からでもこぎたいです。



小学生女子の部 優勝
1km 小学生女子の部優勝 安積 茉耶選手(家島スイミングクラブ)

 プールとは違って波があったので、最初は怖かったけど、いろんな人と泳げたので、楽しかった。また参加したいです。
 ※安積さんは、先日の8/19に兵庫県加東市で行なわれたB&G全国ジュニア水泳競技大会で優秀な成績をおさめ、B&Gドリームキャンプにも招待された選手です。



■大会を終えて

 表彰式では、各年齢別に表彰状・メダルが授与され、各優勝者には記念品が贈られました。
 その後男子・女子の総合成績の発表があり、なんと優勝者には、家島で今日水揚げされた、「生きた鯛」と「姫路菓子博2008」の入場ペアチケットが賞品として授与されました。もらった方々は驚きと満面の笑顔でした。

 大会事務局の石田 英敏さんは、「多くの方々の支えがあって大会を無事開催することができ、また盛会のうちに終了することもできました。本当にありがとうございました。参加選手の皆さんや、地元の方々からも、また参加したい、よかったで、等の声も頂けて、本当によかったです」と安堵した様子でおっしゃっていました。
賞品は鯛! 賞品の鯛、とったどー?お疲れ様でした!


取材:近畿ブロックB&G特派員 兵庫県 南あわじ市南淡海洋センター:前谷 光宣