B&G特派員便り:徳島県B&G地域海洋センター連絡協議会主催「親子ふれあいキャンプ」
〜夏休みに親子でキャンプをしてみませんか〜
8月21日(火)から23日までの2泊3日、徳島県那賀町にある那賀町鷲敷野外活動センターと
那賀町鷲敷B&G海洋センターを会場に「親子ふれあいキャンプ」が開催されました!
このキャンプは徳島県B&G地域海洋センター連絡協議会がはじめて企画したもので、
「夏休みに親子でキャンプをしてみませんか」と県内の各センターの利用者に呼びかけて
実施したものです。
今回の参加者は小学4年生から6年生を持つ親子を対象にしましたが、お盆のお休みのすぐあとの平日に、お父さん、お母さんが休みづらいこともあって、参加したのは
親子1組と子どもだけの参加の8名、あわせて10名でした。
スタッフにとっては初めて取り組む行事で手探り状態だっただけに、参加者が少なかった分、スタッフとして子どもと同じプログラムをこなして良い経験が出来たようでした。
鷲敷野外活動センターはキャンプ場や遊歩道もあり、直ぐ横には那賀川の清流と
さまざまな奇岩が景勝を織りなす鷲敷ラインのほとりにあり、海洋センターも隣りにあります。
本館の建物や宿泊棟は杉や檜(ひのき)を多く使い、木のぬくもりがする施設です。
夏休みの楽しい思い出ができました!
〜1日目〜
受付を済ませた後、開会式では徳島県連絡協議会の岐 祐司会長(阿南市B&G海洋センター所長)の挨拶に続き、那賀町鷲敷B&G海洋センターの南賀 壽次所長より歓迎の言葉をいただきました。
第1日目のスケジュールは、名札づくりから始まり、テント設営、川遊び、夕食づくり、勉強会です。
南賀センター所長からテントの設営の仕方を教わり、スタッフに手伝ってもらいながらテントを張る作業をがんばりました。
テント設営後は川で水切り(石投げ遊び)をして休憩を取りながら、夕食のバーベキューや焼きそばの調理の準備に入りました。子どもたちは慣れない手つきでキャベツやニンジンを切ってお手伝い。自分たちも手伝ったごはんの味は格別、みんなと野外で味わう食事に大満足でした!
夕食の後は野外活動センターの研修室で、スタッフも交えて班別対抗のゲーム大会や手作りのジグソーパズルなど、時間を忘れて遊びました。
1日の最後のプログラムは「熱中症」の勉強会で、熱中症の症状やその怖さ、対策などを
学び、明日からの野外での活動に活かしていこうと話し合いました。
徳島県連絡協議会 岐 事務局長
鷲敷B&G海洋センター 兼
野外活動センター 南賀 所長
自分たちの寝るテントを張ります
近くの那賀川で小石を投げて「水切り」遊び!何回跳ねるかな?
ただ一人参加の男の子も食事の準備を手伝います
〜2日目〜
2日目のスケジュールは、地元のお年寄りに学ぶ「わらじづくり」、川を下る「ラフティング体験」、夕食後のファイアーキャンプです。
わらじづくりでは、一つ一つの工程を聞きながら丁寧に藁(わら)を編み込んでいく子どもたち。大人でも難しい作業です。2時間かけて2足の「ミニわらじ」を仕上げました。
昼食の後は、子どもたち待望のラフティング体験!海洋センター艇庫でウェットスーツやジャケットなどを着込み、2艇にわかれて操作法を習いました。一時的に雷雨に見舞われたものの、天候も30分ほどで回復。5キロ下流までラフティング体験を楽しみました。
最初は急流になると怖がっていた子どもたちも、徐々に激流や波たつ瀬に歓声を上げるようになり、5キロのコースの最後の静水では川に飛び込み、流れに乗って泳ぎました!ゴールでは満足した笑顔が印象的でした。
真剣にわらじづくりに取り組んでいます
夕食メニューはカレーでしたが、班別の食材探しのサバイバルゲームが待っていました。
テント周辺にお肉・ニンジン・じゃがいもなどの普通の食材もあれば、はずれ食材としてトマトやアスパラ・しめじやちくわまで隠されていました!
アスパラ以外は全部見つけることができ、出来上がったトマト・しめじ・ちくわ入りのカレーはとってもおいしい!と子どもたちに評判でした。
これから川くだりに出発です
激流を乗り越えてこの笑顔!
〜3日目〜
最終日はテントのかたづけや清掃を行い、川での飛び込みやパン食い競争で遊んだ後、解散となりました。2泊3日の「親子ふれあいキャンプ」は事故もなく無事終了しました。
参加者の声
阿南市から親子で参加した湯浅さん
家族でよく色々なイベントに参加しています。親子で楽しめる行事ですので、1日位は休みを取らなくていい日曜日を入れてほしいですね。
また、来年も続けてください。参加します。
那賀町小学6年生の富田さん
B&Gの行事に参加するまで、海や川になじみがなかったけど友達もいっぱいできてよかった。
このキャンプは中学生になると参加できないけど、ジュニアリーダーとしてでもお手伝いしたい。
楽しかったね!お疲れ様でした
取材:四国ブロックB&G特派員 B&G池田海洋クラブ:陶山 哲夫