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能登島ひょっこりパークで「いしかわ子ども自然学校」を開催!
〜 コロサエコロジーキャンプ 〜

 平成19年7月25日(水)・26日(木)、能登島ひょっこりパークで「いしかわ子ども自然学校」が開催されました。石川県内の小学4〜6年生の児童27名が参加し、山と海をフィールドに自然活動を満喫しました。

 カヌーの指導を担当した多田さん(石川県七尾市B&G海洋センター)は、6月に京都府宮津市で開催された「水辺のインタープリテーション研修会」に参加しており、今回の活動で、インタープリテーションの手法を活用。
 
 どんなことが行われたのでしょうか・・・

★人間の五感
目を閉じて風がどの方向から吹いてきているのかを肌で感じ、その方向へ体を向けました。また、どんな音が聞こえるのか耳をすませると・・・波の音・鳥の声・風の音・車の音など、しっかり聞き取れたようです。ここで、「聞く」ことの大切さを体験してもらいました。

★私を探して
バケツの中に浜辺で拾ったものを入れておき、15秒で覚え、その後15分間で、浜辺で、それと同じものをみつけてもらいました。9つのうち5つをゴミにするなど、わざとゴミを多く入れました。ここでは、人間が出したゴミの不始末と自然の大切さを伝えたかったからです。

そのほか、においだけをたよりに植物を探したり、海の危険な生物や魚の縞模様について学んだりしました。



浜で拾ったものは全部で9つあります

15秒でバケツの中のものを覚えます

15分間、記憶をたよりに探します


正解は、自然のもの4つとゴミ5つです

誰が1番多く正解できたかな?

海の危険な生物の説明

 

 
  導入後は、メインのカヌー体験。
 


まずは陸上でパドルの使い方を習います


いざ、出陣!

この夏1番の思い出ができたよ★

 指導を終えた多田さんは、「カヌーなどの体験活動の前に、インタープリテーションの手法を用いた導入を実施すると、活動へ入っていきやすいと感じました。技術だけを指導するのではなく、自然の中で活動していることを認識させることができるからだと思います」また、「現場にあるものを使って実施することが大切。今後は、研修会で習ったことだけでなく、自分で考えたものを取り入れていきたい」とコメント。インタープリテーションの手法の導入は、参加者だけでなく、指導者の勉強にもなり、大きな手ごたえを感じたようです。

 「いしかわ子ども自然学校」の様子は、北國新聞(7月26日付)で紹介されました。
 また、同じ紙面には、穴水町の「夏休み予備校・カヌー体験」の記事も掲載されています。 能登半島地震(平成19年3月)を乗り越え、様々な活動を実施し、元気を取り戻しつつある石川県!この夏も熱くがんばっています!



穴水町 「夏休み予備校・カヌー体験」



七尾市 「いしかわ子ども自然学校」