「体験から学ぶ」を海から考える〜海のインタープリター養成講座報告会・討論会参加者募集中!
〜海のインタープリター養成講座 報告・討論会〜
私たちは、これまでの海洋教育促進事業を通して「体験から学ぶ」
ことが非常に重要であると考えています。そこで今年度は、体験か
ら学ぶ手法の一つである「インタープリテーション」が海洋教育の
促進に役立つのでは、との仮説の基に海のインタープリター養成講
座を実施いたしました。
しかし、近年の学校教育のあり方や中身についての議論が、「体験
から学ぶ」ことには"非効率・無駄"といったイメージが抱かれたま
ま、進められているとしたら…。
体験を通じた学びを提供している者にとっては、ほうっておけない
事態です。今後様々な変化が予想される教育シーンに呼応し、子ど
もたちに豊かな体験を通じて学びを提供し、「貴重な子どもの時間」
に関わり続ける為には、このようなイメージに対して「体験から学
ぶ」ことの大切さを示し、理解賛同していただくことが必要だと考
えます。
だからこそ今、「体験から学ぶ」ことについて様々な立場や視点か
ら、それぞれの経験を題材にして、語り・考え・見直す、最適な機
会なのではないでしょうか。
海のインタープリター養成講座の実施を通じて私たちが得たヒント
を題材に、既に様々な形で「体験から学ぶ」ことを提供している皆
さまと共に、これからの教育シーンへの関わり方について知を共有
出来ればと願い、本報告・討論会を開催させて頂きます。皆さまの
ご参加をお待ちしております。
※インタープリター:直訳では「通訳」「翻訳」などの意味だが、
自然学校や自然公園、博物館などにおいて、自然や文化の素晴らしさ、
価値、面白さなどについて、参加者の興味を引き出しながら、
わかりやすく、体験的に学ぶ事を手助けをする役割の人を指す。
言わば、「自然語の通訳者」。
■日時:2007年3月10日(土) 13:00〜16:00(12:30受付開始)
■会場:日本財団ビル 1F バウルーム
〒107-8404 東京都港区赤坂1-2-2
地下鉄銀座線「虎ノ門駅」3番出口より徒歩5分
地下鉄銀座線・南北線「溜池山王駅」9番出口より徒歩5分
地下鉄丸ノ内線・千代田線「国会議事堂前駅」3番出口より徒歩6分
■参加費:無料
■プログラム
12:30 開場・受付開始
13:00 1. イントロダクション 本会の趣旨と狙い・実施経緯
13:30 2. 海のインタープリター養成講座 実施報告
2-1. 海洋政策研究財団 堀口 瑞穂
「上越市と取り組んだ狙いと今後の見通し」
2-2. 上越市教育委員会 生涯学習推進課 渡辺 由美子
「「知的探求心の醸成」とインタープリテーション」
2-3. B&G財団 事業部 海洋教育課 田邉 宏
「「体験から学ぶ」を提供する為に」
14:15 3. パネルディスカッション:「体験から学ぶ」を地域に広めるヒント
進行:田村 学
パネリスト:渡辺 由美子、山下 聖和、古瀬 浩史
4. 総合討論:海洋教育の普及と「体験から学ぶ」
5. まとめ
16:00 閉会
■パネリスト
田村 学(文部科学省 初等中等教育局教育課程課 教科調査官)
渡辺 由美子(上越市教育委員会 生涯学習推進課 副課長)
山下 聖和(南大隅町立大泊小学校 教頭)
古瀬 浩史(自然教育研究センター 主任研究員)