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小学生カヌー日本一をかけて、105名の少年少女が富士の湖畔に大集合!
「B&G杯全国少年少女カヌー大会2006」の開催

 7月27日(木)〜29日(土)の3日間にわたり、小学生のカヌー日本一を競う「「B&G杯全国少年少女カヌー大会2006」が、山梨県の精進湖カヌー競技場で開催されました。
 この大会は、B&G財団と日本カヌー連盟の共催によって平成12年から毎年開催されているもので、小学生を対象とする日本で唯一の全国大会として定着しています。
 
  今年は、全国のB&G地域海洋センター・海洋クラブをはじめ、各地のカヌークラブなどで、日頃から練習に励んでいる小学生105名(男子68名、女子38名/23チーム)が参加。5部門10種目(各男女)で熱戦が繰り広げられました。

 なお、今年の12月にはカヌーやヨットの元オリンピック選手、監督といったトップレベルの指導者が子どもたちと一緒に合宿しながら練習を行う「B&Gドリームキャンプ」が沖縄県のマリンピアザオキナワで開催されることになっており、今大会の「5・6年生B&G普及艇の部」優勝者(男子の部・女子の部)2名が、このキャンプへ招待されることになりました。

大会結果はこちらから

大会2日目の7月29日は晴天に恵まれ、霊峰富士を背景に各種目の決勝レースが行われました

「5・6年生B&G普及艇の部」準決勝で熱戦を繰り広げるチビッコ選手たち


表彰台の上で「B&Gドリームキャンプ」の招待状を手にした加藤君と八木さん

「B&Gドリームキャンプ」の切符を手にしたのは誰?!

 「5・6年生B&G普及艇の部」で優勝を果たし、「B&Gドリームキャンプ」の切符を獲得したのは、加藤優河君(佐倉市カヌー協会)と八木愛莉さん(萌明幼児館カヌークラブ)でした。

加藤優河君
 「5・6年生BG普及艇」と「フラットスラローム」、両方のクラスで勝ちたいと思っていたら、2つとも優勝することができました。普段は、土日を利用して1日3時間ほど練習していますが、水面を滑るように走るカヌーはとても気持ちいいスポーツです。沖縄のドリームキャンプに行ったら、もっと速く漕ぐためのいろいろなコツを教わりたいと思います。」

八木愛莉さん
 「きれいなフォームでブイを回ることを心がけたら、フラットスラロームでも優勝することができました。実は、直線コースよりスラロームが得意なんです。普段は、クラブの仲間11名と一緒に水曜日と土曜日に2〜4時間ほど練習しています。ドリームキャンプはいまからワクワクしていて、沖縄の海で細かいテクニックをたくさん学びたいと思っています」 とコメントをくれました。

ちなみに ご家族の方も「一緒についていきたいわ」とおっしゃっていました。

 手足が傷だらけ! 実は・・・?

 同じクラブ同士で「4年生以下B&G普及艇 女子の部」の優勝を競り合った、加藤真央さんと宍戸美華さん(ともに湘南カヌースポーツクラブ)。
  2人の手足に赤い傷跡らしきものがたくさんついていたので心配して近寄ると、実はサインペンで記された「優勝」の二文字でした。いつも一緒に練習しているという仲良し。今回は僅差で加藤さんが勝利を手にすることになりました。
 
  監督の小此木雪枝さんにクラブの様子を伺うと、「普段、私たちは藤沢市内の川で練習していますが、海に近いため、潮が引くとコースが十分に取れない場合も出てきます。ですから、コースが整備されているうえ美しい自然が残る精進湖に来ると気持ちがリフレッシュします」とのこと。練習に励む子が多いので、毎年、この大会を楽しみにしているそうです。

    
誇らしげに手足を見せてくれた、加藤真央さん(右)と宍戸美華さん。2人と同じように体やTシャツに文字を書き記していた子がたくさんいました


和知ジュニアカヌークラブの皆さん。後部中央が吉尾監督です

いつも海洋センター艇庫の前で練習しています

 「和知ジュニアカヌークラブ」は、この大会の常連で知られています。
  普段の活動の様子を監督の吉尾裕子さんにお聞きすると、「クラブには22名の子どもたちがいますが、全員を大会に連れてくると私1人では面倒を見切れないので、今回はレーシングカヌーを始めた小学5年生の子どもたちを中心に参加させました。 普段は、B&Gの艇庫の前に広がる水面を利用して練習していますが、子どもの間は、無理のないように楽しくカヌーと接することを心掛けています」とのこと。
精進湖は環境がいいので、子どもたちは十分に練習の成果を発揮できるそうです。


 “風林火山”のTシャツが光った、地元、上九一色カヌークラブ

 レース会場を闊歩する、黄色いTシャツの地元、上九一色カヌークラブ。その背中には武田信玄の旗印「風林火山」の文字が記されていました。

  「私たちは、いつも放課後に集まって練習していますが、カヌーだけにこだわらず、山歩きやキャンプ、ボール遊びなども楽しんでいます。カヌーを通じて、いろいろなことを仲間と一緒に経験できる、そんなクラブづくりをしています」と、同クラブの浜監督。

  実は一昨年、浜監督は浜名湖競艇場で開催された「水とのふれあいin浜名湖」のカヌー大会に娘さんとペア競技で出場。みごと優勝を手にした後、セレモニーで競艇に乗せてもらい、その迫力に興奮したそうです。
 大会翌日が、「水とのふれあいIN浜名湖」だったのですが、クラブ゙員も楽しみにしているそうで、今年も浜名湖まで遊びに来てくれました。                    

                
       地元、上九一色カヌークラブの皆さん。        皆の背中には、くっきりと「風林火山」
        後方右端が後方右端が浜監督です           の文字が刻まれていました

  

総評 日本カヌー連盟副会長  藤田二郎氏

 閉会式では、(社)日本カヌー連盟の藤田副会長より「1人のケガもなく、すばらしい結果を得ることができた大会となりました。勝った人も負けた人も、勝敗には関係なく、レースに参加して全力を出したことに大きな誇りを持ってください。次回は、さらに仲間を増やしてレースを盛り上げましょう」と総評をいただきました。

 閉会式を終えた選手たちは思い思いに写真撮影などをして、それぞれの地元に帰っていきました。

 選手の皆さん 来年も精進湖でお会いしましょう!!


レースに出る前、監督が念入りに最終チェック

位置についてスタートの合図を待つ選手たち。沈黙が漂いドキドキする一瞬です
トップフィニッシュ後、両手を上げて観客の声援に応える選手

大会会場となった精進湖カヌー場。湖面いっぱいにコースが設けられ、最高の競技環境が整えられています 女子レーシングペアカヌー競技(WK-2)のスタートシーン 「フラットスラローム」で最後のブイを全力で回る選手

   


閉会式に並んだ参加各チーム。今年は23チーム105名の選手が集まりました

   
昨年、8名の入賞者を出して注目された萌明幼児館カヌークラブ。今年も7枚の賞状(入賞)を獲得しました
夏休みということもあって、キャンプがてら応援に駆けつける家族もたくさんいました

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