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「水に賢い子どもを育む年間型活動プログラム」担当者研修会 開催

「水プロ」担当者のスキルアップを目指して

 11月2日から4日までの3日間、「水に賢い子どもを育む年間型活動プログラム」(以下「水プロ」)の担当者研修会が行われました。

 「水プロ」は、マリンスポーツなど夏の期間に偏りがちな“水に関する活動”を年間を通じて行い、さまざまな体験や実験から、環境保全や安全対策の大切さを学んでもらおうと平成14年にB&G財団が開発したものです。

 平成16年に日本で初めて総合的な学習の時間に「水プロ」を導入した北海道せたな町や、今年度から「水プロ」を導入している三重県伊賀市大山田、鹿児島県南大隅町佐多など、計全国5ヶ所の小学校で実施されています。

 また、5ヶ所の海洋クラブでも「水プロ」が展開されており、今日の研修会ではB&G海洋センター、海洋クラブあわせて12名の担当者が集いました。

 初日は財団の会議室にて講習会が行われ、)2日目からは昨年設立されたB&G葉山海洋クラブ(神奈川県葉山町)にて実地研修が行われました。
 B&G葉山海洋クラブの活動は、原則的に親子での参加を基本としており、「海を大切にする気持ちを育み、海を守っていける人づくり」を目指した先進的な活動を行っています。
研修会の様子
開催の挨拶をするB&G財団大島常務理事と、研修会に参加した皆さん

地球儀バルーン 地球を模したバルーンを使い、海がどれだけ広いのかをキャッチボールで体感してもらいます
アサリで小物作り アサリの殻を使った根付ストラップ作り。皆さん上手にできました
カヌーマラソンの様子 まずはゲームでリラックス!リズムにあわせて知っている貝の名前を言っていきます



海と山の自然を五感を使って感じよう!!

 2日目は、B&G葉山海洋クラブ(神奈川県葉山町)の活動に、実習として12名も参加しました。
 この日の活動には、葉山海洋クラブのクラブ員、6家族20名が参加。「海と山のつながり体験プログラム」として、午前中は「海」へ、午後は「山」へ足を運び、五感を使って自然を感じ、生き物と人間とのつながりを学びました。
 参加者たちもクラブ員(家族)とバディを組み、一緒に活動に参加。クラブ員の子どもたちもいつもとは違う顔ぶれに初めは少し緊張していたものの、すぐにお互いに打ち解けていました。

 参加者たちは、葉山海洋クラブの海野代表から実際のクラブの活動を通じて、子どもたちに対する自然への興味付けの方法などを学び、指導者としてのスキルアップを図りました。
海野代表
漂流物について説明する海野代表
集合写真
みんなで集合写真!

オリジナル小物作成 実習の最後は、ビーチコーミングで拾ってきた貝や漂流物などを使い、オリジナルのフォトスタンド作成!
森を歩く 三ヶ岡ハイキングコースの山道を歩きながら、「見て・聞いて・触れて・嗅いで」自然を体感しました!
磯の生き物観察 参加者とクラブ員(家族)がペアを組み、磯辺で生き物観察をしました。
あちこちから「あっ カニだ!!」の声があがっていました



実習を終えて

 最終日のこの日は、最後のまとめとして、グループディスカッションを行いました。
 参加者の皆さんは、地元で「水プロ」を進めていくにあたって、直面している問題点や成功した事例などをお互いに話し合いながら、「水プロ」をより効果的に実施するための方策を考えていきました。

 今回、研修会に参加した皆さんからは、「普段は地元の学校や海洋クラブしか見ていないので、他の「水プロ」担当者と意見を交換できたのは大変参考になった。今後は、ソフト面をより充実させるためのマニュアルなどがあると良い」などの感想が聞かれました。
まとめ
ディスカッションの様子