近畿２府４県の子どもたち約８０人がマリンスポーツを通じて琵琶湖で交流
「近畿ブロック地域海洋センタースポーツ交流大会」開催！！
８月１７日（木）〜１８日（金）の1泊２日、「近畿ブロック地域海洋センタースポーツ交流大会」が、滋賀県高島市の萩の浜で行われました。当日は、近畿２府４県１０市町村の小中学生約８０人が参加し、琵琶湖の自然の中で、マリンスポーツを通じて友情を深め合いました。
この交流大会は、近畿地方にあるＢ＆Ｇ海洋センターと所在地の市町村でつくる近畿ブロック地域海洋センター連絡協議会が、マリンスポーツや集団生活を通じて豊かな人間性を形成することを目的に開催。小中学生を対象に、近畿圏内の海洋センターを会場に毎年開催され、夏休みの恒例行事として好評を博しています。
湖面を颯爽と漕ぎ、速さを競い合う姿も見られたローボート
昼はマリンスポーツ、夜はバーべキューに花火大会と盛りだくさんの１日
初日は、今大会の幹事海洋センターでもある滋賀県野洲市の大堀義治教育長の開会の挨拶で大会がスタート！台風１０号の影響で朝から風が強い一日となり、当初予定されていたOPヨットやカッターは中止となりましたが、約８０名の参加者は８グループに分かれて、カヌーやバナナボート、ローボートの試乗のほか、水泳などに挑戦。初対面の仲間ともすぐに打ち解け、歓声をあげながら、各種目を楽しみました。
マリンスポーツ終了後は、近くの民宿にバスで移動。夜も、バーベキュー大会・花火大会と楽しい行事が組まれており、子どもたちは一日を存分に楽しみました。
マリンスポーツでおなかはペコペコ。「さぁ、食べるぞ〜」「野菜も食べろよ〜」と元気な声が飛び交うバーベキュー大会
僕らは遊びの天才だよ！！
２日目はあいにくの雨となりましたが、予定通りに各種目を体験。子どもたちは、雨さえも遊び道具の一つのように、楽しそうに泳いでいました。その他、本来はジェットスキーで引っ張るバナナボートを、手で引っ張ったり、押し合ったり、飛び乗ったり、また琵琶湖にプカプカと浮いている水草を拾い集めるなど、子どもたちは、柔軟な発想で様々な遊びを生み出し、自然と一体化することを楽しんだ２日間となったようです。
和歌山県広川町からの参加者は、「いつもは近くの海に行くから、琵琶湖で遊んだのは初めてです。水草がたくさんあってびっくりしたけど、みんなと遊べて楽しかった。また、来年も来たい」と話していました。
バナナボートを手で引っ張り“対決”する男子チーム。気分は海賊？！
「自分が参加して楽しかったら、お手伝いで恩返し！！」
今回の交流会でマリンスポーツを指導していたのは、各海洋センターから集まったB&G海洋性レクリエーション指導員の皆さん。指導員の皆さんは、エンジンのトラブルや気候の変化にも素早く対応。子どもたちからは、「おっちゃん、おっちゃん」と呼ばれながらも、信頼され親しまれていました。
そして、一際目立っていたのは、滋賀県米原市山東B&G海洋センターからボランティアで参加した大学生の細見理絵さん。彼女は、小学生の時、この大会に参加。とても楽しかった記憶が強く、１８歳でB&G海洋性レクリエーションジュニアリーダーを取得。以来、ボランティアとして子どもたちの指導を手伝い、今年で５年目になるそうです。「この大会は、私にとってとても楽しい思い出なので、子どもたちにも同じ経験をさせてあげたい。私自身も各海洋センターの指導員の方と知り合いになれて、楽しみながら参加しています！」と輝く笑顔で話してくれました。
参加者のライフジャケットを確認する細見さん（中央）。「子どもの頃に参加したこの大会は本当に楽しかった。私もお手伝いできるのが嬉しいです」
会場となった萩の浜は、遠浅の浜と松林に恵まれた琵琶湖有数の水泳場で、日本の渚百選の一つ。すぐそばには、高島市高島B&G海洋センター艇庫があり、マリンスポーツに挑戦する環境は抜群で、毎年、滋賀県内のB&G海洋センターが参加し、「びわこマリンスポーツの集い」が開催されています。本年は、滋賀県にある野洲市中主B&G海洋センターが近畿ブロック地域海洋センター連絡協議会の幹事であるため、「第１８回びわこマリンスポーツの集い」と同時開催となりました。
「雨でもへっちゃらや」と琵琶湖を元気に跳び回る子どもたち
初めてカヌーに乗る参加者もいるため、まずは基本から教えてもらいます
「１・２・１・２」のかけ声とともに息を合わせてパドルを動かします
「俺、ラクチ〜ン」
「水草がいっぱ〜い」
｢僕も乗せて〜」と一番人気のバナナボート
花火が楽しい夏の一日の終わりに彩りを添えてくれました
