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13,000人の小学生が体験「海洋スポーツ体験学習」(宮城県亘理町)

 亘理町B&G海洋センター(宮城県)は、町内すべての小学校(6校)5年生を対象に、カヌーとカッターの実技体験を行う「小学生海洋スポーツ体験学習」を行っています。
 この体験学習は、昭和57年の海洋センターオープン以来、毎年行われ、今年で25回目。これまでに13,817人の小学5年生が海洋性スポーツを体験してきました。(昭和62年までは6年生も対象)
 今年も5月〜6月の間、12回に分けて、町内全ての小学5年生370人が体験。約1時間半の授業で、カヌーとカッターの実技他、ライフジャケットの着用方法や、バディシステムによる安全管理などを学びました。
B&G公式サイト:亘理体験学習1
カヌー体験を行う亘理小学校5年生(6月12日)

〜子どもたちにいろいろな体験をさせたい〜

 亘理町の三品 堯明教育長に、この体験学習の目的や実施経緯について伺いました。

 亘理町は、北に阿武隈川、東に鳥の海湾に接し、事前が豊かで特に水に親しむ機会の多い場所です。昭和57年に海洋センターがオープンし、海洋性スポーツを体験できる施設・設備が整ったことから、この自然環境に親しみ楽しんでもらいたいと、「小学生海洋スポーツ体験学習」を実施することとなりました。
 25年間に13,000人もの子どもたちが海陽学習を体験しましたが、子どもたちには、知識の埋め込みだけでなく体験活動が大切だと実感しています。そのために、私たちの役割は、体験活動の場・機会をできるだけ多く提供することだと思っています。
 私はいつも、カヌーでひっくり返ってしまった子に、「他の子には体験できないことができて良かったな」と言います。体験活動では、一般的に失敗というマイナスの概念も、視点を変えることによって、プラスの概念に変えることができる側面を持っています。そこに教育の一つの姿があるように思えるのです。
B&G公式サイト:亘理体験学習2
亘理町 三品 堯明(みしな たかあき)教育長
 
 
 

〜年間1,000人が利用する亘理町B&G海洋センター艇庫〜

 亘理町B&G海洋センターは、昭和57年2月にオープン。海洋性スポーツのできる艇庫と、プール・体育館があります。
 艇庫は鳥の海湾にあり、この体験学習のほか、5月〜9月の間は海洋クラブ活動を月2回行っています。また、7月には「海の日」水上フェスティバルと題し、カヌーとローボートで阿武隈川の川下りなどを行い、年間約1,000人が利用しています。
B&G公式サイト:亘理体験学習3
カッター体験を行う亘理小学校5年生(6月12日)