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各種事業/活動記録

本土最南端の小学校、大泊小学校の児童らが大泊海岸を年間を通じて調査
「水に賢い子どもを育む年間型活動プログラム」(日本財団助成事業)活動スタート

 今年度から、鹿児島県南大隅町佐多にある大泊小学校では、「水に賢い子どもを育む年間型活動プログラム」を授業に導入。年間を通じ、3〜6年生13人が、総合的な学習の時間を利用し、目の前に広がる佐多の海について学んでいきます。

 このプログラムは、マリンスポーツなど夏の期間に偏りがちな“水を通じた活動”を、年間を通じて行い、環境保全や安全対策の大切さ、地元の水辺の素晴らしさを学んでもらおうというもの。

 5月17日(水)の第1回目の授業では、外部講師として、大隅肝属消防組合佐多分署職員やB&G財団職員が参加。三角巾を使用した救急法や、海岸観察、レスキュー実演など、バラエティーにとんだ“水”に関する授業を行いました。

教室の様子 3年生から6年生の13人の仲間が
複式学級で学んます

佐多の海で知ってることて何だろう?

  1時限目は、教室で「佐多の海」について考えました。「佐多の海」で知っていることをノートに書き出し、関係のあるもの同士を線で結び付けていきます。身近な海なはずなのに、頭を悩ます児童の姿もちらほら。
 2時限目は、 消防署員の方から、海辺でよくある事故や応急手当の仕方について学びました。
 
3時限目は、水に濡れても書ける不思議なノート作りに挑戦。白いプラスチックの下じきをサンドペーパーでこすりつけ、水に濡れてもエンピツ書きできるようにしました。

何ができるのかな?白いプラスチックの下じきを、紙やすりでごしごし…。何ができるの?

カニやフナムシに大騒ぎ!

  4時限目は、いよいよ楽しいフィールドワーク。海の様子を観察しに、大泊海岸へレッツ・ゴー!
 3時限目に作成したフィールドノートを利用し、フィールドマップ作りに励みます。岩場や砂浜の様子をスケッチし、カニやフナムシを見つけて地図に描き込んでいきます。海岸に流れ着いた海藻やビンなどもスケッチします。
 身近な浜でも、普段あまり遊ぶ機会がないという児童らは、カニを見つけるたびに歓声を上げ、楽しそうに活動をしていました。

  今回、外部講師を務めたB&G財団事業部指導者養成課長代理の田中芳比呂は、「身近な海でも知らないことがたくさんあると思います。このプログラムを利用し、安全に楽しく、身近な海を学んでほしい」と話していました。

 今後も、季節に合わせて、水質調査やマリンスポーツ体験など、さまざまな活動に取り組んでいく予定です。
 
歩いて移動 大泊海岸に到着!
ライフジャケット
地形や周辺の様子を描き込みます
何ができるのかな?
下じきがノートに!
見つけたものはどんどん書き込みます
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