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各種事業/2002年・2003年活動記録

転倒・寝たきり予防プログラム「B&Gオタッシャ教室」
〜12月9日(火)愛媛県・御荘町でスタート〜

  B&G財団では、日本財団の助成による高齢者を対象とした「転倒・寝たきり予防プログラム」の全国普及に取り組んでおります。現在、地域海洋センターが所在する全国10町村をモデル地区に指定し、順次、各モデル地区で同プログラムの実践教室が開始されています。

 モデル地区に選ばれた愛媛県・御荘町では、12月9日(火)町内の老人クラブから80人が参加して「B&Gオタッシャ教室」がスタートしました。転倒して寝たきりにならないための運動の大切さについての講義をはじめ、参加者の現在の脚力を知る健脚度測定(身体教育医学研究所を中心とするグループが開発)や楽しく遊びながら行う運動プログラムなどを実施。御荘町 山下 町長自ら健脚度測定の踏み台昇降を体験するなど、参加者の表情にも笑顔が溢れる楽しい教室となりました。
「踏み台昇降」を体験する
御荘町 山下町長
御荘町山下町長に目録を手渡すB&G財団広渡専務理事 B&G財団が健脚度測定に必要な器材を贈呈

 贈呈式で、B&G財団 広渡 専務理事は「御荘町海洋センターでは全国の中でもトップクラスの意欲的な活動が行われており感謝している。今日から実施される運動プログラムは、高齢者の皆さんが寝たきりにならないための科学的・医学的かつ楽しい運動プログラムです。ぜひ、引きこもりになりがちなお仲間を誘ってご参加ください」と挨拶。また、御荘町 山下 町長は「海洋センターの活動が評価され大変うれしい。今回贈呈された器材を活用し、長生きで元気な高齢者をこの御荘町からつくっていきたい」と謝辞を述べました。

 続いて、“転倒予防の必要性”についての講義が行われ、実際の統計や実例を挙げながら寝たきりにならないための運動の大切さや健脚度測定の意義などを説明。参加者の中にはメモをとる姿も見られ、皆真剣な表情で聞き入っていました。

 健脚度測定では、参加者80名の中から選ばれた14名をモデルに、「10m全力歩行」、「踏み台昇降」、「最大一歩幅」、バランス能力を確認する「つぎ足歩行」の4種目が行われました。これらの種目は、横断歩道やバス・電車の乗り降りなど、いずれも日常生活のバリアーを克服するために必要な最小限の力を確認するもの。緊張の中でのぎこちない参加者の様子に、時折笑い声も聞かれるなど大変なごやかな雰囲気でした。ま た、健脚度測定終了後は、参加者全員で運動遊びやウォーキング時の姿勢・正しい歩き方など、在宅運動の紹介と実践が行われ会場は終始賑わっていました。


「転倒予防の必要性」の講義に真剣な表情で聴き入る参加者のみなさん
「筋がのびて気持ちいい〜」と好評だった在宅運動の紹介  最後に、パソコン処理・グラフ化された健脚度測定結果が各自に手渡され、測定結果を見ながら、現在の脚力の状態や各個人に適した運動の仕方などの説明が行われ教室を終了しました。この教室に参加した門屋さん(愛媛県グラウンドゴルフ協会副会長、御荘町体育指導員)は「今回の参加者は日頃から体を動かしている高齢者が多い。老人クラブにはまだまだ家に閉じこもっている人が多いので、今後は21の各部落を回りながらこの健脚度測定を実施し普及していきたい」と抱負を語っていました。

参加者のみなさんは、楽しみながらも真剣に各種目にチャレンジしていました。


「10m全力歩行」



「踏み台昇降」


「最大一歩幅」
 
「つぎ足歩行」
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