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各種事業/2002年・2003年活動記録

滋賀県山東町で、
「転倒・寝たきり予防プログラム」『転倒防止・体力アップ教室』がスタート
!!
〜モデル地区の1つに選ばれた山東町が、12月5日(金)からプログラムの実践に着手〜
 すでにホームページでお伝えしているように、B&G財団は日本財団の助成によって、高齢者を対象とした「転倒・寝たきり予防プログラム」の全国普及に取り組んでいます。
 その一環として、今年度は、地域海洋センターが所在する全国10町村をモデル地区に指定。12月3日(水)からスタートした群馬県新治村を皮切りに、順次、各モデル地区で同プログラムの実践教室が開始されています。滋賀県山東町でも、「転倒防止・体力アップ教室」という名で12月5日(金)からプログラムの実践を開始。地域海洋センターが置かれている同町柏原地区の高齢者14名(64歳から84歳の男女)と瀬戸川教育長も参加して、足腰の状態を自ら知る健脚度測定(身体教育医学研究所を中心とするグループが開発)にチャレンジしたり、「転倒予防の必要性」を説く講義に耳を傾けるなどしました。
B&G公式サイト:031209_2 B&G財団の大島常務理事より、瀬戸川教育長に教室で使用する器材の贈呈が行われました B&G財団が健脚度測定に必要な器材を贈呈

 教室の開催に先立ち、まず、同町教育委員会の瀬戸川 恒雄教育長が同プログラムのモデル地区に名乗りを挙げた理由を述べるとともに、「これは競技ではありませんので、誰々には負けたくないといったライバル意識を捨てて、リラックスして臨みましょう」と、参加者に挨拶。

 次いで、プログラムの実施に使用する器材の贈呈式が行われ、B&G財団の大島康雄常務理事から瀬戸川教育長に目録が贈られました。贈呈された器材は、健脚度測定に必要なステップ台やジョイントマット、ストップウォッチをはじめ、各参加者の基礎的な身体データを測定する血圧計など約10点。いずれも、教室を行っていくうえで欠かせないもので、今後は、地元の保健師や栄養士などとの協働により、それぞれの町村に合わせた内容の教室が実施されていきます。
  贈呈式の後は、プログラムの核となる「健脚度測定」を実施。横断歩道を想定した10m全力歩行や、バスのステップを想定した踏み台昇降、ホームから電車にまたぐことを想定した最大一歩幅といった、日常生活のバリアーを克服するための"ちから"を調べました。

 各参加者の「健脚度測定」データは、その場でパソコン処理され、グラフ化されて各自に手渡されましたが、「これは、単に良い悪いといった数値ではありません。これからプログラムを続けていったとき、改善されているかどうかを示す基になるだけです。標準値より良いデータが出た人でも、運動を怠るとたちまち悪くなってしまいすし、芳しくないデータが出た人でも、簡単な努力によって、どんどん良いデータになっていきます」とのスタッフの説明に、参加者は真剣に耳を傾けていました。
 
 14名の参加者とともに「健脚度測定」で汗を流した瀬戸川教育長は、「日常生活を送るための自分の"ちから"がグラフ化されると、とても理解しやすく、これからは少しでも努力して「転倒・寝たきり」を予防していこうという気持ちになります」と、プログラムを高く評価。将来的には、全町的にこの教室を広めて、高齢者の健康増進に役立てていきたいと語っていました。

教室はリラックスかつ、なごやかな雰囲気で行われました。しかし、最後に各自のデータを渡され時は皆真剣そのもの、自分の改善する個所を熱心に確認していました。
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