贈呈式の後は、プログラムの核となる「健脚度測定」を実施。横断歩道を想定した10m全力歩行や、バスのステップを想定した踏み台昇降、ホームから電車にまたぐことを想定した最大一歩幅といった、日常生活のバリアーを克服するための"ちから"を調べました。
各参加者の「健脚度測定」データは、その場でパソコン処理され、グラフ化されて各自に手渡されましたが、「これは、単に良い悪いといった数値ではありません。これからプログラムを続けていったとき、改善されているかどうかを示す基になるだけです。標準値より良いデータが出た人でも、運動を怠るとたちまち悪くなってしまいすし、芳しくないデータが出た人でも、簡単な努力によって、どんどん良いデータになっていきます」とのスタッフの説明に、参加者は真剣に耳を傾けていました。
14名の参加者とともに「健脚度測定」で汗を流した瀬戸川教育長は、「日常生活を送るための自分の"ちから"がグラフ化されると、とても理解しやすく、これからは少しでも努力して「転倒・寝たきり」を予防していこうという気持ちになります」と、プログラムを高く評価。将来的には、全町的にこの教室を広めて、高齢者の健康増進に役立てていきたいと語っていました。
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