本文へ 財団法人ブルーシー・アンド・グリーンランド財団 サイトマップ
HOME B&G財団とは プレスリリース チャレンジスポーツ スポーツ施設情報 リンク集

各種事業/2002年・2003年活動記録

「転倒・寝たきり予防プログラム」『転倒予防教室』開催 
〜 12月3日(水)群馬県新治村で、県内初開催 〜


 12月3日(水)、群馬県新治村の農村環境改善センターで10モデル町村のトップを切って"転倒・寝たきり予防プログラム「転倒予防教室」"がスタート。B&G財団職員と新治村海洋センター指導員、同村保健センターの保健師・栄養士など7名をスタッフに第1回目の教室が開催されました。

〜 測定器材を贈呈 〜

  教室に先立ち"測定器材の贈呈式"が行われ、B&G財団大島常務理事から新治村の河合助役に目録が手渡されました。
贈呈式で、大島常務理事は「全国に先駆けて開催されるこの転倒予防教室を機会にぜひ運動を継続して、健やかで活力ある生活を送り続けてください」と挨拶。また、河合助役は「新治村が高齢者の健康づくりモデル地区として全国10ヵ所の一つに選ばれ、測定器材を贈呈いただき感謝している。今後、介護・保健衛生・体育の三者一体でこの器材を有効に活用し、高齢者プログラムを普及していきたい」と器材贈呈のお礼とともに高齢者の健康づくりへの取り組みに対する抱負を語っていました。

新治村の河合助役に目録を手渡す
B&G財団大島常務理事

〜 健脚度測定で自分の脚力を確認。楽しく遊びながら筋力アップ 〜

 今回の教室には、地元老人クラブの68歳から81歳までの男女31名が参加。午前9時からの受け付けを済ませた参加者へは、早速、血圧測定や身体測定、問診が行われました。教室では、まず、椅子に座りながらのストレッチなど軽い準備運動で体をほぐした後、財団職員が「健脚度測定」の仕方・注意点などを丁寧に説明し、各グループに分かれて測定し、全員が測定を行いました。

 健脚度測定では、横断歩道などを渡る力の「10m全力歩行」、バスのステップなどを昇り降りする力の「踏み台昇降」、ホームと電車の間隔などをまたぐ力の「最大一歩幅」、バランス能力を確認する「つぎ足歩行」の4種目が行われました。いずれも日常生活に必要な最低限の力を確認する測定だけに参加者も最初は緊張気味でしたが、指導員のユーモア溢れるアドバイスなどもあって、皆、笑顔溢れる和気藹々の雰囲気の中で各種目に挑戦していました。健脚度測定終了後は、参加者全員で"ボディジャンケン"などの運動あそびを体験。楽しい遊びの要素を取り入れた運動プログラムに、参加者も終始笑い声の絶えない教室となりました。



「踏み台昇降」を行う参加者


パワーポイントを使用しての講義

 続いて行われた講義では、転倒して寝たきりにならないための運動の大切さや健脚度測定の意義などについて、プロジェクターを使い分かりやすく説明。参加者にとって不安を感じている身近な問題だけに、皆、真剣な表情で説明に聞き入っていました。最後に、参加者ひとり一人に測定結果が返され、測定結果を見ながら、現在の脚力の状態や各個人に適した運動の仕方などのアドバイスなどが行われ終了しました。

  新治村では今後、来年の3月17日まで、全10回(いずれも水曜日)の教室が開催される予定です。

(参加者の声)
  
山岸タツ子さん(75歳女性):「一人ぐらしで足も痛く不安でしたが、皆で楽しく運動でき参加して本当に良かった。最後まで頑張って続けたい」

山田満枝さん(75歳女性):「旅館の仕事をしていたので膝が悪く、立つ時などに痛い。この教室で良くなるよう頑張りたい」

佐藤喜一郎さん(81歳男性):「老人クラブの会長をしているが、現在、1,840人がクラブに在籍している。高齢者が多くなる中、こういった教室は本当に良いこと。今後もぜひ普及させていきたい」

 


「ストレッチって気持ちいい〜!
自宅でもやってみます」



測定終了後パソコンに測定値を入力し、
その場で測定結果を返却しています。
熱心に測定結果をみるみなさん 贈呈された健脚度測定や教室に
必要な器材
活動記録一覧へ戻る


お問い合わせはこちら:infobgf@bgf.or.jp
Copyright (C) 2003 Blue Sea and Green Land Foundation. All rights reserved.