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各種事業/2002年・2003年活動記録

"セルフレスキュー”を目指して「5時間遠泳大会」開催 〜B&G新潟海洋クラブ〜


自分の身は自分で守ることを目的に「5時間遠泳大会」が8月10日(日)、新潟市関谷浜海水浴場で開催されました。今年で29回目のこの大会は、B&G新潟海洋クラブが主催。遠くまで泳ぐことを競うのではなく、海の上に5時間いることを目指すものです。
台風10号の影響で、うねりが残るものの快晴となったこの日は、幼稚園年長児から中学生までの子ども29人、大人2人の計31人が参加。今年で4度目の挑戦となる参加者や、2年連続5時間完泳を目指す参加者など、それぞれの想いを胸にスタートします。


出発前に記念撮影
どんな状態でも溺れないぞ!

B&G新潟海洋クラブでは、7月23日から8月9日までの毎日、雨の日も風の日も天候に関係なく「海の水泳教室」を開催。これまでに練習した救助法などを、保護者や見学者に披露しました。
両手両足を縛られた状態で、腰を上下させながら約30mを泳ぎきる「手足からみ泳法」、立ち泳ぎをしながらボール紙に自分の名前を書く「書きぞめ」なが行われ、ボール紙がぬれないように必死に立ち泳ぎする姿にたくさんの声援が送られました。
 
海の上での”書きぞめ”は難しい

昼食は海の上で・・・

午前10時にスタートした「5時間遠泳大会」では、途中、立ち泳ぎをしながら海の上で食事をします。指導艇のボートから手渡されるケーキやおにぎりを水につからないように食べなければなりません。
必死に立ち泳ぎするをする人、仰向けに浮きながら器用に食べる人。5時間泳ぎきる体力を維持するためみんな必死です。
 
はやくごはんちょうだ〜い

31人中7人が完泳!5時間ぶりに地面に足を

1時間経過したころから、「もうやめる。帰りたい」「たすけてくださ〜い」など、スタッフに助けを求める姿もみられましたが、「お昼寝(仰向けに浮くこと)しろ」「あと10分がんばれ」などと言われるうちに、立ち直る姿も。
参加者同士、声を掛け合い必死にがんばろうとするものの、今年は、前日の台風の影響で水温がやや低め。寒さに耐え切れなくなる参加者もいました。
午後3時、5時間におよぶ遠泳大会が終了しました。31人中7人が見事完泳。他の参加者や保護者は、7人の勇姿を拍手で迎えました。
 
5時間完泳!おめでとう


指導に熱が入る三沢さん
  B&G新潟海洋クラブ代表の三沢敏敬さんは「どの学校にもプールがあり、そこで泳げるようになれば安心との風潮がありますが、波が立たず足がつくプールと、海や川の自然環境とはまったく違います。どんな天候の時でも、自分の命は自分で守る技術と体力を身につける必要があります。強風や豪雨の日に子どもが海や川に落ちないという保証はありません。いかなる時でも対処できるように風雨に関係なく、この活動は続けます。」と力説します。
29年間続けてきた「海の水泳教室」で三沢さんのもとを巣立った子どもたちは3,000人以上。そのほかにもヨット教室、スキー合宿など新潟海洋クラブの活動は多岐にわたります。「私の生きている限りこの活動は続けますよ」と話してくれました。


まずは陸上で救助法


よ〜し スタートだ


最初のころは気持ちよさそう?




疲れたら”お昼寝”スタイル

全員に記録証が渡されます
 

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