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各種事業/2002年・2003年活動記録

霞ヶ浦で子ども達にヨットを体験させたい
−「水辺の活動推進セミナー」(茨城県玉造町)開催−
  6月28日(土)、茨城県玉造町で、教育関係者にヨットやカヌーの安全性・楽しさを知ってもらおうと「水辺の活動推進セミナー」(日本財団助成事業)が開催されました。この日は、あいにくの梅雨空にもかかわらず、教員6名を含む22名が参加。午前中は、水辺の活動の安全対策や霞ヶ浦の自然について学び、午後はカヌーとヨットを体験し、海洋性レクリエーションへの理解を深めました。

 「水辺の活動推進セミナー」は、学校の先生方や体育指導委員、PTAなど青少年教育に携わる人に、海洋性レクリエーションの安全性・楽しさ・教育効果などを知ってもらい、総合的な学習の時間等に取り組む際の参考にしてもらうため、B&G財団が全国で展開しているものです。3年前から行われ、今年は神奈川県横浜市、岩手県大船渡市、兵庫県浜坂町についで4ヵ所目の開催となりました。
 
初めて乗るヨットにドキドキ


霞ヶ浦で近年増加しているアメリカナマズ
成長すると1m近くになるそう。

   午前中は、霞ヶ浦ふれあいランド(水の科学館)の会議室で講義。初めに行われたオリエンテーションでは、玉造町教育委員会の大崎博之教育長が、「霞ヶ浦で、ヨットやカヌーをもっとやってみようという人が増えてほしい。そして、子ども達に伝えることで、水辺の活動を活発にしていきたい。」と今後の活動への期待を込めて挨拶。その後、”水辺の活動”の意義や活動を行う際の安全管理、ロープワークなどを学びました。
 
  続いて「霞ヶ浦の自然と環境」の講義があり、茨城県内水面水産試験場 湖沼部長野内孝則氏から、魚種の変化(在来種の減少・外来種の増加)や漁法の変化による漁獲量の推移などについて説明がなされ、参加者は身近な霞ヶ浦のことだけに皆熱心に聴講していました。
 午後は、いよいよカヌーとヨットの実技に挑戦。ヨットは、以前に国際ジュニアヨットレースの際に購入した、ミニホッパーを使用。この日は、風が弱く、なかなか進まないチームもありましたが、参加者は楽しそうに操船していました。またカヌーでは、初めは同じ場所をぐるぐる回っていた人も、時間が経つにつれ直進できるようになり、実技終了後は、「もっとやりたい」という声も聞かれました。

 なお、このセミナーの様子は7月2日の茨城新聞に掲載されました。


■■■主催者の声 ■■■

 玉造町B&G海洋センター所長の 高塚 博 さん

「私が小さい頃の霞ヶ浦は、帆かけ舟が走たっり、子ども達が泳いだりとにぎわっていました。
 今、玉造町では50艇のヨットを持っていますが、指導者不足で活用しきれていません。例えば、乗船したい人がいても、指導者や監視する人がいないので、乗船させてあげることが出来ないのです。
 このセミナーを機に、指導者が増えることを期待します。また、今後、指導組織が創れればと思っています。」

 と今後の抱負を語ってくださいました。




■■■参加者の声その1 ■■■

水戸信用金庫玉造支店にお勤めの 福田恒男さん

「カヌーは、初めは回ってしまって なかなか進まなかったが、だんだん真っ直ぐに進むようになった。水と接して、遊ぶことは童心に返るようでとても楽しい。カヌーは、少しづつ時間をかけて、覚えていきたい。」

 カヌー終了後、笑顔で「楽しかった」と語ってくれた福田さん。水遊びは、いくつになっても楽しいもののようです。
 

■■■参加者の声その2 ■■■ 

玉造町にお住まいの 荻 祐一さん

「今回、おもしろそうだと思い参加しました。
 ヨットは簡単そうだと思いましたが、実際に乗ってみたら、浅瀬に乗り上げてしまいました。1時間では、短いのでもっと練習したかったです。

 霞ヶ浦には、釣りにぐるぐらいですが、息子が、B&Gのカヌー・ヨット教室に参加しているので、次回は、一緒にやってみたい。」

と今後の 親子の楽しみができたようでした。

 

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