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各種事業/2002年・2003年活動記録

学校の先生方26人が海を教材に
−「水辺の活動推進セミナー」(兵庫県浜坂町)開催−

 

6月21日(土)、兵庫県浜坂町で「水辺の活動推進セミナー」(日本財団助成事業)が開催され、浜坂町を中心に但馬地区の小中学、高校教員など26人が参加しました。梅雨の晴れ間、絶好のコンディションのなか、学科からカヌーなどの実技まで、いつもは教える側の先生たちも、この日は「生徒」となり必死に勉強をしていました。

「水辺の活動推進セミナー」は、学校の先生方や体育指導委員、PTAなど青少年教育に携わる人に、海洋性レクリエーションの安全性・楽しさ・教育効果などを知ってもらい、総合的な学習の時間等に取り組む際の参考にしてもらうため、B&G財団が全国で展開しているものです。3年前から行われ、今年は神奈川県横浜市、岩手県大船渡市についで3ヵ所目の開催となりました。

 

地元の自然を再認識!


午前中は、海洋センター体育館の会議室で講義。”水辺の活動”の意義、教育的効果をはじめ、活動を行う際の安全管理として、水面状況を把握することの必要性、ライフジャケットの有効性などを学びました。

続いて行われた「浜坂町周辺の自然と環境」の講義では、兵庫県生物学会会員・環境省自然公園指導員である福原陽一郎氏が、浜坂町をはじめ西但馬地区の自然について、写真スライドを交えて説明しました。
福原氏は「日本が世界に誇れることの一つとして四季がある。とくに浜坂近辺は、夏に海水浴、冬はスキーとそれぞれの四季を十分に満喫できる。このすばらしい環境に住んでいることを誇りに思っていただきたい。人間は、都市整備など人工物はいくらでもつくることができる。しかし、自然は人間がつくろうとしてもなかなかつくることができない。このすばらしい自然・四季をみなさん自身が体験し、その体験で得たことを子どもたちにぜひ伝えて一緒に体験してもらいたい」と話し、参加者も大きくうなずく姿が見られました。また、写真スライドでは、リアス式の海岸線が一望できる航空写真や、波の侵食できた洞窟・洞穴など、先生たちも近くに住んでいながら、はじめて見る写真に驚いた様子。子どもたちに体験させたいとの意気込みを伺うことができました。



今日は「生徒」の先生たち


梅雨の晴れ間、絶好のコンディションで実技体験

午後からは、カヌー・ウィンドサーフィン・バナナボートなどの実技に挑戦。活動水面は海水浴場でもあり、水の透明度、波の穏やかさは、カヌー・ウィンドサーフィンに最高のコンディションでした。

カヌーは、約30分のツーリングを行い、水上からしか行くことができない浜に上陸。途中、くるくるまわりながらもみんなについていこうと必死にパドリングする姿や、普段とは違う視点から回りの景色を見たり、水中の魚介類を発見して感動する姿も見られました。参加者はカヌーの魅力である視点の低さ、喫水の浅さなど体感してくれたようです。

ウィンドサーフィンでは、ボードにのることに四苦八苦といった感じで、水に濡れるのを嫌がっていた参加者もあきらめ状態。初心者にはちょうどよい微風とあって、中には10mくらい帆走する参加者も。風・波・潮流など自然現象が直接影響するウィンドサーフィンだけに、難しい面はあるものの、自然を体感するには最高の道具と理解してくれたことでしょう。

 

協力して乗ります

今後の意気込み!

参加者からは「貴重な体験でした。カヌーなどに乗ることに今までは敷居が高かったのですが、実際体験してみるとそうではなかった。子どもたちにもぜひ体験させたい」「総合的な学習の時間など授業に取り入れたい」など、自らの体験をもとに意欲的な声が聞かれました。

このセミナーは、翌日の新聞4紙に掲載され、郷土学習・自然体験・環境教育という面からも関心の高さを感じることができました



これぐらいできると楽しいです


福原氏の講義 みんな真剣

カメラを向けたら寄ってきてくれました


セールをおさえてもらえば大丈夫!


教育長はカヌーの達人?

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