午前中は、海洋センター体育館の会議室で講義。”水辺の活動”の意義、教育的効果をはじめ、活動を行う際の安全管理として、水面状況を把握することの必要性、ライフジャケットの有効性などを学びました。
続いて行われた「浜坂町周辺の自然と環境」の講義では、兵庫県生物学会会員・環境省自然公園指導員である福原陽一郎氏が、浜坂町をはじめ西但馬地区の自然について、写真スライドを交えて説明しました。
福原氏は「日本が世界に誇れることの一つとして四季がある。とくに浜坂近辺は、夏に海水浴、冬はスキーとそれぞれの四季を十分に満喫できる。このすばらしい環境に住んでいることを誇りに思っていただきたい。人間は、都市整備など人工物はいくらでもつくることができる。しかし、自然は人間がつくろうとしてもなかなかつくることができない。このすばらしい自然・四季をみなさん自身が体験し、その体験で得たことを子どもたちにぜひ伝えて一緒に体験してもらいたい」と話し、参加者も大きくうなずく姿が見られました。また、写真スライドでは、リアス式の海岸線が一望できる航空写真や、波の侵食できた洞窟・洞穴など、先生たちも近くに住んでいながら、はじめて見る写真に驚いた様子。子どもたちに体験させたいとの意気込みを伺うことができました。
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