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各種事業/2002年・2003年活動記録

教育関係者14人がカヌーなどを体験

−「水辺の活動推進セミナー」(岩手県大船渡市)開催−

 

5月31日(土)、6月1日(日)の2日間、岩手県大船渡市で「水辺の活動推進セミナー」(日本財団助成事業)が開催されました。台風による雨と、コンディションはよくありませんでしたが、みな肌寒さに耐えながら、安全講習をはじめカヌー実技やロープワークなどを行いました。

「水辺の活動推進セミナー」は、学校の先生方や体育指導委員、PTAなど青少年教育に携わる人に、海洋性レクリエーションの安全性・楽しさ・教育効果などを体験してもらい、総合的な学習の時間等に取り組む際の参考にしてもらおうと、B&G財団が全国で展開しているものです。

 

冷たい海でも元気いっぱい?

会場となった大船渡市は、B&G海洋センターのある三陸町と平成13年11月に合併。海岸線はリアス式で天然の良港を持ち、漁業が盛んなまちです。

参加者は、市体育指導委員、教育委員会事務局から男性10人、女性4人の計14人で、19歳から63歳まで幅広い年齢層が参加しました。みな漁業を通じて海への親近感はありますが、カヌーなどレクリエーション体験は少ないとあって、2人1組で行ったカヌー実技では、水温約15度の冷たさの中、2艇が沈(転覆)。最年少19歳の参加者は、水面からカヌーに乗り込もうと、果敢に挑戦してみたものの、失敗。結局カヌーを引っ張りながら岸までの30mを泳ぐ結果となりました。「冷たかったけど楽しかった。もう一度、後方乗艇に挑戦したい」と、震えながら話してくれました。

水際間近からの視点で眺められることもカヌーの魅力の一つ。参加者からも「いつも見ている海と違い、水面から眺める海は新鮮」と、カヌーの魅力を体感したようでした。



協力して乗降します

講義も真剣です!
参加者のほとんどは、普段、市の体育指導委員としてサッカーやバレーボール、卓球などの指導に携わっています。初めてのカヌー体験や、”水辺の活動”の教育効果などを聞き、興味を持っていただけたようです。

とくに、講義の中で、文部科学省が実施した『子供の体験活動等に関するアンケート調査(青少年教育活動研究会委託調査)』で、「自然体験が豊富な子供ほど、道徳観・正義感が身についている」という報告に感心した様子でした。
 

安全講習などの講義風景

今後の意気込み!
実際にスポーツ少年団で指導している参加者からは、「スポーツ少年団では、競技目的だけでなく、みんなが参加できる、みんなが平等に楽しめる仕組みが必要。カヌーは既存スポーツ少年団のレクリエーションとして導入し、普及していくのが良いのでは」と話してくれました。

最終日は、釣りで大船渡の自然を体感。午後は、地元漁師を講師に「大船渡の自然と環境」の講義が行われました。参加者は今までとは違った海の魅力を味わったようでした。



パドリングは陸上練習から


漁港内は波も穏やか

カヌーは初めて?


後方乗艇。
挑戦してみたものの・・・


さすが漁業のまち。
大人気のロープワーク

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