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長崎を航行する「新さくら丸」
この後ろ姿が魅力の一つでもあった
 商船三井客船が所有する「新さくら丸」が、18年間の永きにわたる客船としての活躍を終え、去る9月30日に大勢のファンに惜しまれながら引退しました。「新さくら丸」は、B&G財団が実施してきた数々の体験航海事業で、大勢の子供たちがお世話になった大変思い出深い客船でもあります。
 当時の技術の粋を集めて造られ、「白い天使」と呼ばれたその魅力ある姿とエピソードを紹介したいと思います。
B&G財団と新さくら丸
 昭和56年に行われた海外体験航海 第5回B&G「若人の船」で初めてチャーターして以来、平成5年度の国内体験航海B&G「少年の船」まで合計37航海、総参加者数は12,417名を数えます。当時の最年少18歳で乗船した参加者も今では36歳になろうとしています。大海原での航海は楽しいことばかりではなく辛い航海も幾度となくありましたが、それも子供たちにとっては忘れられない思い出として残っています。B&G財団と新さくら丸の関係は、古き良き友人のようなものかも知れませんね。
新さくら丸の歴史
【建造】
 1972年に(社)日本産業巡航見本市協会の見本市船として建造されましたが、貿易構造の変革と共にその使命を終え、1981年12月に商船三井客船(株)が買い取り、純客船に改装されました。その後何度かの大小改造を経て現在に至り、35万人のお客様とともに117万マイル(216万キロ)を航行してきました。
【差別化】
 ”ふじ丸/にっぽん丸”のデビューした現在、新さくら丸はその豊富なパブリックスペース(メインホール・サクラプラザ・ラウンジ・サロン等)を売り物に、世界的にも類のない洋上イベント会場として他船との差別化を図ってきました。また日本の伝統工芸を内装に施した貴賓応接室は、数多くの世界のVIPを迎え入れてきました。
【実績】
 純客船に改装以来640航海の実績を持ち、特殊なイベントクルーズとしては、つくば博の前年にプレキャンペーンシップとして全国を巡航しました。最近ではセミナーやイベントの他、短期間のレジャークルーズなども行なっており、庶民的なクルーズシップとしても親しまれるようになりました。1994年には日本船としては約20年ぶりの「世界一周」航海を実施し、また1999年春には日本船初の喜望峰〜マゼラン海峡を通る世界一周クルーズも行ないました。
◆◆◆新さくら丸のプロフィール◆◆◆
【船籍港】東京港
【総トン数】19,811d 
【主機関】ディーゼル21,600PS×1 
【全長】175.80b 
【全幅】24.60b 
プールデッキ
客  室
スポーツデッキ
【主設備】
 6F スポーツデッキ/診療所
 5F 談話室/プール/プールデッキ(/美容室)
 4F メインホール(2階吹き抜け)/ラウンジ/サロン
    /ベランダ/図書室/ミーティングルーム/カードルーム


ダイニングルーム
メインエントランス
【喫水】7.90b 
【航行速力】18ノット 
【船内電流】A/C100ボルト60ヘルツ
【船級】国際遠洋 
【定員】552名
     (レジャークルーズの場合:募集人員約350名)

 3F メインエントランス/インフォメーション/
    ダイニングルーム/ さくらプラザ/
    オーガナイザーズオフィス
 2F 教室/売店/自動販売機コーナー
 1F 大浴場/ランドリー

【クルーズ】
 就航以来、自治体や経済団体などのチャーターによる研修目的のクルーズを主に運行してきましたが、その間グアム・サイパンや日本一周/北海道一周等のレジャークルーズも実施してきました。”ふじ丸”誕生以前は日本最大の外航客船として日本のクルーズファンに親しまれてきました。
お問い合わせはこちら:infobgf@bgf.or.jp
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